こんにちは、月曜会茶トラ隊のヤマダと申します。
以前の茶トラ隊サポ募集ブログで簡単な自己紹介を書かせてもらったのですが、

一言でまとめると、流行にはあまり関心を持たず自分の興味あることにひたすら突き進むようなタイプ、といったところだと思います。
他の茶トラ隊サポの諸先輩方は「サポーターになるとこんな楽しみが待ってますよ!」と言ったアピールをまじえた隙のない内容で書かれてましたが、「いろんな切り口があった方がいい」「みんな違ってみんないい」という言い訳のもとにかなり趣味性の強い好き勝手な内容となっていることを先にお断りさせていただきます。
「茶トラ隊サポにはこんな人がいるのか」と親しみを感じていただき、あるいは「サポーターってこんな偏屈で協調性のなさそうな人でも務まるものなのね」と呆れられつつも気楽に感じていただき、あわよくば「茶トラ隊サポーターに応募してみようかしら」と思っていただくことを最終ゴールと設定しておりますので、よろしければ束の間お付き合いいただけますと嬉しいです。
今回は先の自己紹介で書いた中から特にふたつの話題について深掘りして語りたいと思います。
■好きな本: ジョン・バース「酔いどれ草の仲買人」について
古書店で知った集英社版「世界の文学」全集のラインナップは今見てもかなり尖っていて、安価でバラ売りされてたりするとつい積ん読コレクションを増やしてしまいます。そしてこの全集の最後に本邦初訳として配本されたのが「酔いどれ草の仲買人」です。すごい作品だと思うのに知ってる人にほとんど会ったことがない!!ということで、読書好きのみなさんに紹介します。
バースは戦後アメリカ文学界ではトマス・ピンチョンと並び称される巨匠と言われているそうです。なのに日本では近年全くと言っていいほど注目されていない気がします。本書はそんな彼の代表作と言われる作品です。そういう意味ではピンチョンにおける「重力の虹」的位置付け作品とも言えますが、超難解で知られるあちらと違って、意外と読みやすくエンタメ要素も盛り沢山です。
誤解を恐れずに例えると、雰囲気としては「筒井康隆が『パイレーツ・オブ・カリビアン』を題材に書いた大長編小説」といった感じでしょうか。ちなみに筒井先生も本書を生涯の愛読書の中の一冊として挙げておられるようです。
上下二段組約1000頁の重厚長大なボリューム。独特の古めかしい語り調の文体。それに(刊行された年代が古いため)小さくぎっしり詰まった文字。確かにとっつきにくさ山盛りではあります。でも読み始めたが最後、そんなネガティブな思いは吹き飛んでしまうことでしょう。
この特徴的な文体は「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を「ライ麦畑でつかまえて」と訳したことで知られる野崎孝さんによるものです。一見読みづらそうですがそんな事はなく、作品全体にユーモアを漂わせ、つい口に出して真似たくなるリズミカルな心地よさがあって実にイイのです。
アラビアンナイトから影響を受けたという入れ子構造を多用した物語の中に重層的に張り巡らされた伏線が最終的にほぼ全て回収されるストーリーテリングの見事さも圧巻です。読了までの道のりは長く遠いですが、むしろずっと読み続けていたいと思わせるくらいに魅力あふれる物語世界の地平が広がっています。
古書で比較的リーズナブルに入手出来るはずですので、芳醇な物語体験をお求めならお手に取ってみてはいかがでしょうか。
■趣味: デジタル立体造形について
10年程前なら数百万円すると言われていた3Dプリンターの価格がここ数年で急激に下がり、今では安いものだと1万円台で購入出来てしまうことをご存知でしょうか。もはや普通の紙のプリンター並みになってます。
2013年頃、特許の失効で一般購入可能な価格帯の製品が出回り始めメディアにもちょいちょい取り上げられていたのを覚えておられるかも知れません。当時は「夢の機械」というイメージばかりが先行して価格に見合う性能の製品がほぼなかったため一過性のブームで終わってしまいました。それが近頃は性能的にも小慣れてきて、更にスマートフォン用に大量生産された液晶パネルの流用により冒頭で挙げたような低価格化が実現されたそうです。
かつてプラモデルを夢中で作りまくるキッズだった自分はそのブーム真っ只中の頃、「夢の機械」を手にするべく海外のクラウドファウンディングを利用してなんとか手の出る価格で購入しました。当時はそれなりに高性能だったそのプリンターで出力したのがこちらになります。
※最近のは安い上にもっときれいな出力が可能です。
夢中になりすぎて我を忘れて作ったのがバレてしまうほど無駄に細かいですが50パーツくらいに分割出力してから組み上げています。パーツに分けているのはサイズの問題もありますが失敗した時のリスク回避の意味が大きいです。3Dプリントに多少の失敗は付き物なのですが、設定のコツを掴めば成功率はある程度上げられます。
3Dプリンターの仕組みは意外とシンプルです。3DデータをCTスキャンのような輪切りの断面図情報に変換し、その断面図を物理的に一層ずつ積み上げて現実世界に立体物を出力します。
「そもそもこの3Dデータってどうやって作ってるの?」と思われたかも知れません。これは粘土をこねるように直感的な操作で立体が作れる「デジタルスカルプト」と呼ばれる種類のソフトを使っています。今ではスマホアプリでも入手可能です。PC用ならフリーで入手できるものもあります。自分も最初はフリーのソフトを使ってました。
これはipadのスカルプトアプリで操作の練習を兼ねて「ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス」の人気キャラ、ディートちゃんを作ってるところです。いつでもどこでも立体造形が楽しめる時代は既に到来しているのです。
以上マニアックすぎてついてこられなかった方も続出していそうですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。普段の会話の中ではこんな話題はポカンとされること請け合いなのでほとんどしませんが、文章だったらいつでも中断してもらえるだろうからまぁいいかと気遣い無用で長文書かせていただきました。茶トラサポのカジュアルなだけじゃない、時には顔を出す(登山以外の)ディープな一面も感じ取っていただけたのではないでしょうか。
こんな感じでサポも人それぞれですが、ゆるやかに繋がって仲良く楽しく活動しています。
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