『独学大全』は年末年始に1人で初読していましたが、その時は読んでそのままになっていたので、読書会の「会読」が引き起こすやる気パワーは大きかったですね。
読むだけじゃなく実際にやってみないと始まらない本だと思ったので、とりあえず趣味の音楽をテーマに技法を色々試していたので、主な取り組みを振り返りとして簡単にまとめてみました。
●技法1「学びの動機付けマップ」
・学びのきっかけとなった出来事:「幼稚園で鼓笛隊をやりたいと主張」
→初めて能動的にやりたいと言ったのが音楽。
「小学1年からエレクトーンを始める」
→音楽が身近に存在する中で成長し今に至る。
●技法3「学習ルートマップ」
現状:流されるままに音楽を聴いていて知識が偏っていそうだけど分からない。自分らしさが無い。
→系統立てて、たくさんの曲を聴く
→自分の好みをできるだけ言語化する。
当面の目標:自分にとって好きな音楽とどうでもいい音楽の傾向を把握する。音楽本を読んで曲のイメージができる基礎知識を得る。
(遠い目標:社会の中での音楽の位置付け、意義、関わり合い方のバリエーションを知り、未来の音楽の発展を見据えつつ、自分に合った音楽の”活用法”を見出す)
数値目標に変換するために、抽象的なテーマは特定の書物と結びつけると進めやすいとのこと。
多少は知っていてライブにも行くクラシックとジャズに絞って進めることに。
◆クラシック
大きめの書店の音楽本棚を片っ端から立ち読み(技法34「転読」)
毎日10分前後の曲を紹介していて適度に知らない曲も入っていそうなので、近藤憲一『1日1曲365日のクラシック』を購入。
※書店で配布していた読書大全しおりもゲット!
◆ジャズ
サインに釣られて鈴木良雄さんのライブで買ったままだった『55のジャズ名盤入門』を引っ張り出し。
ジャズは1曲1曲よりも奏者を学びたかったのでアルバム単位で聴いていくことに。
※他ジャンルも今後余裕があったら進めたい。候補は以下。
ロック: ローリングストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な500曲」http://signalmusic.jp
ヒップホップ:長谷川町蔵&大和田俊之『文化系のためのヒップホップ入門』、1度読んで深堀りせずそのまま…。
●技法6「行動記録表」
Excelで作ったフォーマットを印刷して手書きで計画。
『独学大全』で紹介されていたアプリ「Toggl」で記録し転写。
※フォーマットは他の参加者の方々の手法を参考に改善していきたい。※記録よりも計画を立てるのが苦手なのが良く分かってきた。
●技法7「グレー時間クレンジング」
使えそうなグレー時間として、朝食、自動車通勤中(片道30分)、入浴を抽出。
音楽を聴きやすい環境を作るために、
①スマホでも手軽に聴けるように、Spotify Premiumに登録。(それまではPCで聴いていたのでfreeでした)
②風呂場や車中でも聴けるように、防水のBluetoothスピーカーを購入。
●技法10「習慣レバレッジ」
音楽のイメージに合わせて、朝食時にクラシック、夜の入浴前後にジャズを聴くことに。
通勤中は今のところTBSラジオの「アフター6ジャンクション」や「生活は踊る歌」などを中心に時事的な音楽をランダムで聴く時間に。
今後何かやりたいことができたらここに割り当てる。
●技法12「ラーニングログ」
Googleドライブにスプレットシートを作成し、毎日聴く度に曲やアルバムのデータを手動で入力。手を動かした方が覚えられる気がする。
●技法13「ゲートキーパー」●技法15「会読」
長編読書会全7回に参加。3/18,3/25,4/1,4/8.4/15,4/22,4/29
●技法51「35ミニッツモジュール」
1日後、1週間後、1ヶ月後に聴き直してラーニングログのシートにチェック。
※復習が抜けがちなのですごく良い技法ですが、忘れがちなので習慣にどう組み込むのがよいか模索中。
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(おまけ)
今後読むべき音楽本を探索していくのに自分に合っていそうで活用したい技法
●技法17「ラミのトポス」
●技法23「事典」
「音楽」をキーワードに調査しまとめてみると糸口になりそうな言葉が色々と。
『独学大全』で紹介されていたコトバンクって便利!
●技法21「文献たぐりよせ」
岡田暁生『西洋音楽史』と沼野雄司『現代音楽史』でお試し。
学びたいテーマを絞らずにリスト化すると文献が多すぎて収集が付かなくなりそうなので中断。
●技法28「目次マトリクス」
手元にある音楽本の一部をリスト化。偏りや手薄いジャンルが可視化されるし、買ってない本で行うと無駄な買い物になる可能性が減りそう。
30分リミットでも意外と全体を読める。時間をかける価値があるかの選別に活用したい。