みなさんこんにちは。
秋も深まり読書には最適な季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
洋書読書会では2023年8月から鴻巣友季子さんの選書による 第2期が始まりました。
早いもので11月で3作品を読了することになります。
今回は2024年1月〜3月の課題本をご紹介させていただきます。

📚 2024年1月 Sherwood Anderson "Brothers"📚
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    2024年、新年第1回目は Sherwood Anderson "Brothers" (邦題『きょうだいがいっぱい』) です。シャーウッド・アンダスンはアメリカの作家です。日本ではあまり翻訳が出されておらずその名が知れ渡っているとは言い難いようですが、かのウィリアム・フォークナーに「我々の世代のあらゆる作家の父親である」と言わしめた偉大な作家で今でもアメリカ文学で非常に大きな位置を占めているとの事。影響を受けた作家には、ヘミングウェイ、スタインベック等もいるそうです。(全員難しそう)そんな彼の短編作品になります。短編集の"TRIUMPH OF THE EGG & OTHER TALES"の中に含まれています。

<下記から購入及び読むことができます。ご参考になさってください>

◆ペーパーバック版
https://www.amazon.co.jp/dp/8027275237?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_BEMDSJZCQJRE2S74C5TH
◆Kindle版(無料で読めると思います)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0083ZHL56?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_81C2C9SVAEW4HJS3RTAR
◆翻訳版
☆鴻巣邦訳版が含まれているもの
https://shop.liondo.jp/items/15482150
『兄弟がいっぱい』として含まれています
☆新潮文庫(1976年出版としてかなり古いです)
 https://amzn.asia/d/9X8nfgn
『兄弟たち』として含まれているようです
◆Web (無料)
https://americanliterature.com/author/sherwood-anderson/short-story/brothers 


試しにワードカウントしてみたのですが3500ワードほどでした。きっと!そんなに時間かからずに読めるかと思います〜。(フォークナーが絶賛していたとなると少し難易度が怖いものがありますが)

📖 2024年2月-3月 Richard Brautigan "Revenge of the Lawn" 📖
91nLxKV5UYL._SL1500_.jpg 8.18 KB    2024年2月-3月はRichard Brautigan "Revenge of the Lawn"(邦題:『芝生の復讐』)を2ヶ月かけて読みます。またしてもアメリカ人作家です。『アメリカの鱒釣り』によってビート・ジェネレーション(ジャック・ケルアックさんなどが超有名ですね)の代表格として祭り上げられるものの次第に本国では忘れられてしまい、日本やフランスで人気のこと。(Wikipediaより)短編集で様々な作品が収められています。

<下記から購入できます。ご参考になさってください>

◆ペーパーバック
    https://www.amazon.co.jp/Revenge-Lawn-Stories-1962-1970-Canons/dp/1782113789 
◆翻訳版
    翻訳者の藤本和子さんが一貫してブローティガン作品の翻訳を担当し、時として原文以上と評された翻訳は村上春樹、小川洋子、高橋源一郎等にも影響を与えたそう。
芝生の復讐 (新潮文庫) | リチャード ブローティガン, Brautigan,Richard, 和子, 藤本 |本 | 通販 | Amazon 

    私は、小説を英語で読む事にあまり自信がないので時間の許す限り先に翻訳を読んでから原書を読んでいます。こちらの作品も買ってみましたが、ビートニクっぽく(イメージですが)不思議なタイトルが多い気がします。。


*洋書読書会に興味はあるけどハードルを感じていらっしゃる方へ

Q:英語で行いますか?
A:課題本は洋書ですが、読書会は日本語で行います。

Q:英語は自信がないのですが、どのくらいのレベルから参加してもいいのでしょうか?
A:高卒相当まで英語を学び、その後は英語に密に触れる機会はなかったけれど、これを機に努力して主に大人向けの小説などを英語の原書で読了してみたいという意欲のある方であれば大歓迎です。またこの読書会の目的は本の内容(ストーリーや登場人物の心情など)についての感想を話すことで、一言一句の理解や、英文読解・英文解釈のような精読を求めてはおりません。読み進めるにあたり、翻訳版や解説書などの力を借りて頂いても結構です。

ちなみに私は結構読み間違えて読書会の中で気づいたりしてます。
そういう時はちょっと恥ずかしいのですが笑ってごまかしています。
それでも読み切った喜びはひとしおです。選書が素晴らしいのでいつも苦労して読んだ甲斐があります。

2023年12月までの課題本は下記ブログで紹介しています。(by ひでき&Emikoさん)
どうぞご参照ください。12月はなんと詩集です!とっても美しいです。また永久保存版の書が増えて嬉しいです。


それでは洋書読書会でお会いできることをとても楽しみにしています!

洋書読書会サポーター    わか