参加のきっかけ

猫町ラウンジ入会のきっかけは,3キロ太ったことでした。なぜ太ったのかは,よくわかりません。太ったことに気づいてからは「大盛り・おかわり」の類をやめてみたり,おやつを控えてみたりしたものの,全然痩せる気配はなく,それどころかまだまだ太っていきそうな勢いがありました。そんなとき,Twitterでタツヤさんが「早朝読書会効果で痩せてきている・・・」との旨書いておられるのを読みました。

(なぜ早起きで痩せるのか?)

これはよく考えるとわからないのですが,直感的には納得感がありました。「風が吹けば桶屋が儲かる」式に,早起きしていると最終的によい子になる=痩せる,という程度に考えていました。

それでは,まず,早朝読書に参加するのはどんな感じか,というのを書いてみます。

早起きはつらい

早起きは辛かったです。5時半くらいにいったん目は覚めるのですが「ええ・・・?ホントに,いま,起きるの?」という気持ちになります。まだ眠い(しかもまだ寝てられる)時間に起きるのは,お料理の一番美味しいところを食べ残すような感じがします。上にぎりを頼んでウニを捨てるようなものです。もったいないのです。

けど,起きると決めたのだから,とにかく起きてみました。眠くて手のひらも熱くて,カメラオフだと机に突っ伏して寝そうな気がしたので,カメラオンで参加することにしました。

なぜ参加が(なんとか)続いているのか

もしかしたら「ひとびとが手をふってくれるから」ではないかと思っています。どんなに寝ぼけていても,顔がむくんでいても,こんな寝癖あるのかと思うほど前髪が前方に突き出していても,関係なくアンバサダーの方々は手を振ってくれます。また,さよならのときも,多くの人が画面にむかって手をふっています。「今日もいちにちげんきでお過ごし下さい」と言われます。

私は朝に20回ほどくしゃみが出る体質です。ですので入室してからも,まずくしゃみをたくさんします(ミュート機能があって本当に良かったです)。その間にも,みんなはそれぞれ自分の本を読んだり音読したり勉強したりしているのです。くしゃみを終えると,私もめぐすりをさしたりお湯を飲んだりしながら本を読みます。私はこの早朝読書会の「一緒いるようでいて自由なところ」がいいと思っています。

また,私は他の人がなにをしていたか,なにを読んでいたか,どんな気持ちになってどんな運動をしたのか,あとで読むのも書き込むのも好きです。自分はここ数週間『暴力の解剖学』という少し気が重くなる本を読んでいたのですが,「第4章の途中です,きついです」「第7章がおわりました,明るい話になってきました」とか,書き込めることで救われるような感じがありました。

以上をまとめると「つながり」と「むりしなくていいこと」のほどよいバランスが,参加しやすくさせてくれているのかなぁと思いました。

日中も眠いこと

これは今でも続いているのですが,早起きをはじめてから,日中も眠い日があったり,夜にものすごくはやく眠くなったりします。理想としては5時半にすっきり目覚めて本を読みたいけど,眠いまま7時ギリギリに入室することも多いです。土日に思いの外たくさんヒルネをしてしまうこともあり,(こんなに眠かったのか)と気がつくこともあります。まだ眠りに関することでは改善の余地がありそうです。

では次に,この5週間の成果のようなものを書いてみます。

やせた

まず,体重が3キロ減りました(3キロ太っていたのがもとにもどった)。なんとなく,夕食や夕食後に食べることに執着しなくなった感じがあります。それは「明日の朝」というものを明確に意識し始めたからではないかと思います。「明日の朝,食べよう」「明日の朝,続きをやろう」と思うと,切り替えが利くようです。

考えてみると,自分は,曖昧でいつまで続くのかわかりにくい「夜」が苦手だったのかもしれません。それで思わず食べ過ぎていたのかもしれない,という気がします。

また,フィジカル・タイムに15分ヨガをするのも,案外効果があったかもしれません。ヨガするのは週に4回くらいですけど,15分かける4かける5週間と考えると,5時間ヨガをしたということになります。

ちなみに,朝やっているヨガのポーズのうち,私がいちばん好きなのは『鳩のポーズ』です。鳩のポーズ(特に右向き)をキメている5秒ほどの間,私は自分に朝の光が注いでいるような気がして,世界が5秒だけ止まったような感じがして,(一瞬だけ油断して・ひとりで)うっとりします。

2冊の本の読了

これまで通読できていなかった,読みづらかった本を2冊読了できました。(この本は全部読んだ方がいい本)と分かっていても積んでいた本が,沢山あるのです。

早朝読書でこれらのうちの2冊が読み終えられたことは励みになりました。それに,やはり『読んだほうがいい本』だったので,早速,仕事で役に立っています。今は「長い本シリーズ」3冊目に突入したところです。

「長い本シリーズ」だけだと飽きるので,おしゃれや着物についての本とか「マンガでわかる〜」とついてる本とか,そのとき興味があっていっき読みできるかるめの本もはさんでいます。本はおなじ1冊でも,ページ数や内容や文字の大きさなんかで,ずいぶん読むときにかかる時間が違うんだなあと(当たり前のことかもしれませんが),いまさら体感しています。

その他,予想していなかった変化

1.平家物語
ある早朝読書会の日,タツヤさんが「今,能楽師の安田さんのイベントが決まりました」と言いました。大ニュースのように響いたのでそのイベントに参加してみたら,いつのまにか自分も平家物語を読み始めました。近所に平清盛がうろうろしていたかもしれない場所があることが分かり,散歩のときに気になるスポットが増えました。

2.読書会
ラウンジ入会前,私は,6人前後で課題本について語り合う「読書会」には苦手意識を持っていました。それは変わらないかなぁと思っていたのですが,毎朝の読書時間にだんだん「顔をみたことがある人」が増えてきて,すこしずつ苦手意識が消えてきたような気がします。(私は人見知りをしていたのかもしれない)と考えています。この変化は,まだどんなふうに続いていくのか様子をみていきたいと思います。

3.瞑想
最近の早朝読書会では,フィジカル・タイムのあと瞑想タイムもあります。短くても日々瞑想をしていると,わたしの落ち着きのない脳も若干落ち着いてきているように感じられます。

これまで,仕事でひとさまにマインドフルネスをすすめるようなことがあるにもかかわらず,自分は気が向いたときやしんどいときに少しずつやってみているくらいのものでした。いまでは,毎日Emikoさんのインストラクションのもと,瞑想が続けられるので,ありがたいなあという気持ちでいます。最近はよく寝坊するのですが,それでも瞑想には出たいなと思って,ぎりぎりでも早朝読書会にすべりこむ動機づけにもなっています。

4.断捨離がすすむ
なぜか断捨離が捗ります。これは早起きとどうつながっているのか,よくわからないのですが。

手持ちのもののなかでも,本当に自分で選んだ,自分のものっていうのは少ないのかなあ,という風に思っています。同時に,いろいろなものを捨てて,寂しくなっちゃうのはこわいなあという気持ちも,うっすら感じています。断捨離しながら,新しいメガネや本など,買い物もしています。

まとめ

結局,早起きでなぜやせるのか,なぜ断捨離がすすむのか,本当のところ,よくわかりません。関係があるのかもしれないし,ないのかもしれません。

でもなんか,早起きは自分にとって,いいような気がします。特に平日は。
とはいえ,まだ5週間です。先のことはわからないけれど,あと5週間は続けたいなあと思っています。