みなさま、こんにちは。
猫町倶楽部    洋書読書会では2022/10から柴田さん選書の洋書読書会を開催してきました。
当初半年間の予定だった柴田先生選書での読書会ですが、さらに3作品を柴田さんに選書いただけることになりました!

4月から7月の課題本・課題作品をご紹介します。

📚4月〜5月    Kurt Vonnegut, "Slaughterhouse-Five" (1969)


有名な作品なのでご存じの方も多いと思いますが、早川書房による翻訳版の紹介を引用します。

「時の流れの呪縛から解き放たれたビリー・ピルグリムは、自分の生涯の未来と過去とを往来する、奇妙な時間旅行者になっていた。大富豪の娘と幸福な結婚生活を送り……異星人に誘拐されてトラルファマドール星の動物園に収容され……やがては第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜となり、連合軍によるドレスデン無差別爆撃を受けるビリー。時間の迷路の果てに彼が見たものは何か? 著者自身の戦争体験をまじえた半自伝的長篇。」

未読の人にはチンプンカンプンなあらすじ紹介ですが、猫町倶楽部では2021年10月に翻訳版の読書会をやっていて多くの方が参加されました。
https://nekomachi-club.com/events/4b4c6a111e70


長編なので洋書読書会は二回に分けて行います。4月の1回目は4章までで約100ページ、5月は最後までです。1回目や2回目だけの参加も歓迎です。
https://nekomachi-club.com/events/338c8847d81e


紙版、Kindle版、各種あります。https://www.amazon.co.jp/dp/B000SEGHT6


📚6月    George Orwell, "Shooting an Elephant" (1936)     英語難易度<中>


オーウェルのビルマ(ミャンマー)勤務時代での経験をもとに書かれた作品。イギリス人の警官である語り手が暴れ象を撃つことになるが…。柴田さんによると「小説ではなくエッセイですが、小説の面白さとエッセイの社会性、その両方が備わっています」とのことです。

テクスト全文はここで読めます:
https://www.orwellfoundation.com/the-orwell-foundation/orwell/essays-and-other-works/shooting-an-elephant


色々なエッセイ集に収録されてますが、紙版、Kindle版ともに

Penguin Modern Classics "Shooting an Elephant"   
https://www.amazon.co.jp/dp/0141187395

Penguin Modern Classics "Essays"
https://www.amazon.co.jp/dp/0141183063

Oxford World's Classics "Selected Essays"   
https://www.amazon.co.jp/dp/0198804172

などがあります。

柴田さんによる翻訳は、『モンキービジネス(2009 Spring vol.5)』に掲載され、『ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース』に収録されています。


📚7月 Ursula Le Guin, "The Ones Who Walk Away from Omelas" (1973)  難易度<中>

早川書房による翻訳版の紹介によると、『オメラスを歩み去る人々』はマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』でも取り上げられたヒューゴー賞受賞の短編小説です。

紙版は、"The Wind's Twelve Quarters"
https://www.amazon.co.jp/dp/0063269597

Kindle版では、"The Unreal and the Real Volume 2"
https://www.amazon.co.jp/dp/B00KQJ1TKU

"The Unreal and the Real"
https://www.amazon.co.jp/dp/B01E4A32TC

"The Wind's Twelve Quarters"
https://www.amazon.co.jp/dp/B00V3KJYT4

などがあります。

猫町倶楽部では翻訳版で短編読書会を2022年10月に催しています。
https://nekomachi-club.com/events/ea96d1af9877


以上、4月から7月の課題本の紹介でした。
毎月20日前後の開催で、前月末までには日程が確定してイベントページが公開されます。
▼▼
https://nekomachi-club.com/events 

皆さまのご参加をお待ちしております!

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洋書読書会参加してみたいけど自分でも参加できるかな?と不安に思っている方もいると思うのですが、ひとりでも多くの方に参加していただきたく英語力レベルの目安を設けています。

■どのくらいのレベルから参加していいの?

高卒相当まで英語を学び、その後は英語に密に触れる機会はなかったけれど、これを機に努力して主に大人向けの小説などを英語の原書で読了してみたいという意欲のある方であれば大歓迎です。

またこの読書会の目的は本の内容(ストーリーや登場人物の心情など)についての感想を話すことで、一言一句の理解や、英文読解・英文解釈のような精読を求めてはおりません。

読み進めるにあたり、翻訳版や解説書などの力を借りて頂いても結構です。

どうですか?参加できそうな感じしてきませんか?

洋書読書会は見学参加もOKです。
課題範囲の読了はしてほしいのですが、とりあえずどんな雰囲気か見てみたい方も歓迎です。

みなさまの洋書読書会への参加をお待ちしています!!


猫町倶楽部・洋書読書会運営サポーター ひでき & Emiko