こんばんは。山のハッセです。
現在、茶トラ隊のリーダーであるはねこさんのブログを皮切りに、サポーターが順番に思いの丈や自己紹介、その他もろもろを更新するイベント?をやっております。

コレの目的は



1私たちを知っていただく。

2新しいサポを大募集したいと思っており、そしてその炎は今この瞬間も燃えているのであり、定期的に我らのファイティングポーズを更新したいという熱意



から来ております。そのため、憚りながらではございますがサポーター募集部屋でのブログ更新、お願い申し上げる次第です。
(ここまでは前回と全く同じ内容のブログ)

今回はサポーターのヤマダさんの回となります!下記よりです! ぜひご一読くださいませ~

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yamada.png 616.17 KBこんにちは。

このブログは月曜会茶トラ隊サポーター新メンバー募集キャンペーン企画として

まずは「茶トラ隊にはどんな人がいるの?」というのを知ってもらいたいという目的で書いています。


今回は先月新たな3Dプリンターを購入してしまったヤマダの2巡目の書き込みになります。

前回はこちら。

https://nekomachi-club.com/blogs/ff822e67d504


今回も本と趣味についての2本立てで徒然に書かせてもらいました。


■好きな本の紹介:ミロラド・パヴィチ「ハザール事典」


日本人的感性からは遠くかけ離れた異国の風習だとか迷信だとか言い回しだとかって何だか心惹かれませんか?今回取り上げるこの作品はまさにそんな感覚を凝縮したような表現に溢れています。著者ミロラド・パヴィチの代表作として世界三十ヵ国以上で翻訳されているそうです。

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題名通り事典の形式で書かれていてどの項目から読んでもよいという趣向です。歴史上から姿を消した謎の民族ハザールの王国の歴史、文化風習などについて数々のエピソードを交えて書かれています。中でも「ハザール論争」という歴史的事件にまつわる事柄により多くの項目が充てられています。これは国教を世界三大宗教のいずれかに改宗したとされる出来事でそれぞれが自分の宗教へ改宗したと主張しています。まるで芥川龍之介の「藪の中」みたいですが、この真相が物語の最大の謎になっています。


事典形式の小説とは何ともトリッキーですが、著者はこのように一風変わった形式というか、小難しく言えば従来の小説の読み方を解体するような手法で知られています。既訳の作品ではタロットが示した順番に読む(書かれた順番通りにも読めます)「帝都最後の恋」や、本の表裏どちら側からでも読める、ふたつの時空を超えた男女の物語「風の裏側」があります。未訳ですがクロスワード・パズル形式の小説なんてものもあるらしいです。

こうして書いてみると、内容よりも風変わりな形式ばかりにこだわる「イロモノ」みたいな印象を持たれそうですが、それは誤った印象だと断言したいです。詩人でもある著者独自の美意識から生み出される文章表現の豊かさと想像力が最大の魅力だと思います。本書も心地よい違和感を持つ奇妙で摩訶不思議な想像力に満ちています。肌触りとしてはラテンアメリカ小説のいわゆるマジックリアリズム的な表現に近いように感じます。


ちなみに本書はほんの10行ほど内容の違う男性版と女性版があります。前述の他作品もそうですがコストのかかる表現を好む出版社泣かせな作家かも知れません。それが理由かは分かりませんが日本語で読めるパヴィチ作品は本書と上で紹介した2作品の合計3冊しかありません。ちなみにWikipedia調べによると英語では12作品も読めるようです。

日本語はマイナー言語の割に世界の色んな本が翻訳されている印象なので、どこかの奇特な出版社が全集でも企画してくれないものかなと密かに願い続けています。




■趣味:海外旅行について


もう2年も行っていない上いつ行けるかも分かりませんが、海外旅行が趣味です。基本インドア派ですが海外旅行は別腹です。あるいは国内では引きこもっていても海外旅行で差し引きゼロみたいな発想になっているかも知れません。

世界を色んな側面から見るきっかけを与えてくれるという意味では読書と海外旅行は似ていると思います。基本ひとり旅ですが最初は正直不安もありました。でも好奇心には勝てず思い切って行ってみたらすっかり病みつきになってしまいました。


いわゆる奇想遺産的なスポットが大好きで、初めて自分で計画して行ったフランス・スイスでそっち方面のかなり濃厚な体験が出来たのはその後海外旅行にハマった大きなきっかけだったと思います。こちらはそのときに撮った写真です。一般的なイメージとはやや異なるかも知れないですがフランスとスイスです。

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そのフランスで「シュヴァルの理想宮」というマイナー観光地への道中、メーデーによるストライキだったのかバスが一向に来ずやむ無くヒッチハイクした思い出も旅の成功体験として心に深く刻み込まれました。最初に乗せてくれた男性に「途中までしか行けないけどそこからまた別の車に乗せてもらえばいいよ!」と言われ内心「えええ~~!!」と思いながらも断れず結局往復で4台もの車に乗せてもらえました。10年余り前のことでまだテロの不安もほぼない平和な時代だったというのもありますが意外と気軽に乗せてくれるものなんだなぁという驚きと人の優しさに触れられて旅の醍醐味を全身で感じました。


他にも旅の思い出は色々ありますが、最近特に思い起こされるのは5年前のGWに行ったミャンマーのことです。TVの報道を見るたびに旅行中に出会った人たちの笑顔が思い出され彼らの安否を思うと胸が痛みます。自分は自由と豊かさを享受出来る平和な時代と場所にたまたま生きられているのだということに気付かされるし、自分に何が出来るだろうとも考えたりします。少なくとも世界中の人が現状を決して受け入れることなく関心を持ち続けることが大事だと思います。ミャンマーにあの頃と同じ平和で自由な日常が、そしてそこで暮らす人たちの笑顔が一日も早く戻ることを願って止みません。



以上最後まで読んでいただきありがとうございます。


茶トラ隊サポーターは平和な日常を送れることに日々感謝しながらゆるやかに繋がって仲良く楽しく活動しています。活動に加わってみるのも悪くないかも、と一瞬でも思ってくれましたら気軽にご連絡お待ちしております。


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