基本的に読書後は、自分の中に落とし込んでいく時間を楽しむタイプだったので、アウトプットを目的とした読書会が、自分に合うか不安でした。でも終わってみれば、読書後と同じような興奮を覚え、家族に「読書会楽しかったよ!」「参加してよかった!」と連発してます。家族も、読書会というからには高尚な集まりだと思っていたふしがあり、案に相違して女子会のような騒ぎが漏れ聞こえてきたので訝しく思ったようですが、私が満足気だったので一緒に喜んでくれました。(男性はお一人だけだったので、チョン切る話で盛り上がる女性陣に囲まれ、さぞや居心地が悪かったろうと思います。)
初参加は私一人だけだったので、感想を述べるのも最後の方だったのですが、15分も経たずして、これが読書会の醍醐味なんだ!と目から鱗が落ちました。私はファンタジー系も好きなので、ギリシア神話の荒唐無稽な話もすっと入ってきていたのですが、メンバーのみなさんの鋭いツッコミの数々に、そういう考えもあるのか!気になるのはソコ!?みたいな気付きがどんどん溢れてきて、頭の中が大洪水状態でした。他の方の感想を興味深く聞きながら、以前読んだ古事記関連の本(※)ではどうだったかな?あの本、蔵にしまっちゃったかな?大雪だけど明日引っ張り出してこなきゃ!と頭がフル回転で、自分の番がきても、言いたいことを全部言い切れませんでした。
※由良弥生著「眠れないほど面白い『古事記』」
「愛と野望、エロスが渦巻く壮大な物語」というサブタイトルに惹かれ、購入しました。
この楽しさが、これから少なくとも9回(長編読書会なので)続いていくと思うと、今年は年初から幸先いいなあと嬉しくなります。昨年末に、諸々八方塞がりな気がして、日本では初めて占い師に見てもらったのですが、ちょうど今日他のブログでも話題になっていた数秘術では、2021年は私にとって9年サイクルの最初の年で、将来に向けての種まきの時期と言われました。コロナ禍なので、オンラインでネットワークを広げるとよい、とのアドバイス。それでオンライン読書会を選択したわけですが、大正解でした!これから大輪の花を咲かせ、豊かな収穫の時期を迎えられるように、まずはこの読書会で、視野を広げていこうと思います。
余談1
占いといえば、台湾とスリランカで占い師に見てもらったことがありました。台湾では大当たりで驚き、顔相でお金と食べ物に困らないと言われて気を良くしました。一昨年占ってもらったスリランカでは、今は誰も助けてくれないから転職した方がいいくらいだが、来年(2020年)春から劇的に変わり、後はずっと上り調子になる、と言われました。その頃は立ち上げから携わってきたプロジェクトがこれからという時期で、来春の異動はあり得ないから、誰も助けてくれない現状は当たっているけど、来年から急に良くなるわけがないと悲観していました。ところが、新型コロナウィルス感染症の猛威で、昨年春からは在宅勤務が常態化し、ストレスの元凶だった上司も家族の目を気にしてか、はたまた部下からの評価も加わった新人事評価制度を意識してのことか、オンラインでは口調が柔らかくなり、無茶振り系だったのに配慮を示すようになりました。思わぬ形で占いが当たり、怖いぐらいです。これからは何をしてもうまくいく、ということなので、今後はいろいろチャレンジしていきたいと思っています。
メイン画像は昨夜のZoomの背景画像です。昔からギリシア神話が好き過ぎる故に、敢えてギリシャにはまだ行ったことがないので、古代つながりとこじつけて、10年前の今頃に旅した、エジプトの世界遺産、アブ・シンベル神殿の写真にしてみました。アブ・シンベル神殿の建造主はラムセス2世なのですが、クリスチャン・ジャック著「太陽の王ラムセス」(全5巻) はお勧めです!彼が、十戒で知られるモーセと親友、という設定で、旧約聖書の出エジプト記も描かれます。旅行時は、この本から想像していた世界よりも、遥かに壮大な景観や建造物の数々に、圧倒され続けていました。