クリスマスフェス、二村組の課題本は『問い続ける力』で著者の石川善樹さんと二村さんが『性とは何か?』について対談しているところだけ。短編小説よりも短いです。
参加者の皆さんは“なんで(性のことって)こんなに話しにくいの?”って思った方も多いんじゃないかしら。でも、この“なんで”を二村組の読書会ではとても大切にしています。自分が感じた“なんで”をテーブルのほかの参加者さんたちに投げかけて、その“なんで”について考えてもらう。別に答えが見つからなくてもいいんです。考えたけれどわからない、もありです。答えらしいものが見つかったけれどいまは言えない、もOKです。えっ?そんなんじゃ読書会にならないんじゃないの?大丈夫、そんな心配は必要ないんです。



 二村組では猫町倶楽部のルール“他人の意見否定しない”を少しだけ掘り下げて丁寧に扱っていきます。“他人の意見を否定しない”ってつまり“他人の意見を尊重しつつ思いやりをもって読書会を楽しむ”ことじゃないかしら?(すいません、個人的な拡大解釈です。)で、他人のことを大切にするなら自分のことも大切にしていいですよね?読書会だからといって話したくないこと、話せないことは言わなくていいと思います。
 課題本を読んでいろいろ考えたこと感じたことはきっとあるはずです。



難しかった。わからなかった。これもあなたの感想、意見の一部です。そういったことを読書会で話してください。
そして、ひとの意見を聞いて“なんで”が出てきたら、それはどうぞためらわずにシェアしてください。
言葉に出してグループの皆さんに投げてください。そこからまた新しい“なんで”が生まれてきます。



二村組の第二部では組長の二村さんを司会進行役として全員が一つの会議室に集まって各グループででた話題、疑問をシェアします。グループでどんなことを話したか、どんな“なんで”が出てきたかを一つ一つ全員で振り返っていきます。グループで既に話し合われた話題でも、振り返りをする中でまた新しい意見や感想そして“なんで”がでてきて話は尽きません。


楽しい時間はあっという間にお終い。次回の二村組は1月11日(祝)、課題本は鈴木隆美著『恋愛制度、束縛の2500年史 古代ギリシャ・ローマから現代日本まで』です。

皆さんのご参加お待ちしております。


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