11月15日

谷崎潤一郎「夢の浮橋」に参加をさせていただきました。

初のサポでもあり、とても思い出に残る会となりました。

関西月曜会の皆様、ありがとうございます!!

谷崎が一般的(?)に「変態」と言われてることを知らなかったのですが、この会で初サポになれたことに運命を感じました。


それはさておき、

私は源氏を全く読んでいなかったので、純粋にミステリーでもあり、気持ち悪い(糺が継母の乳を吸う、それを知っている父など)と思う小説だなと最初は思いました。


が、猫町で話をしていると色々と考えると面白いところがあり!


特に、猫町で源氏を読んでいる人が「武は糺の息子です」とお話をされたのを聞いて、自分は衝撃的でした。

これがまた猫町のよいところですね!!

本当に違った角度から本を読むことができます!!

一冊の本でここまで考えられるとは!!


個人的に気になった点

①なぜ継母は母乳を吸わせた

⇒私見:母乳が盃のように、親子関係を結ばせた。

(残りの人生が短い父が、糺に母を授けるためとのお話もなるほどと思いました)


②父が死ぬときの「夢の浮橋」と言っている意味

⇒私見:意味はない?


③継母を殺したのは誰か?

(糺が殺したのではないかとの意見もなるほどと思いました)

⇒私見:沢子が継母と糺の関係に気づき、嫉妬で殺害したのでは。


④武は誰の子?

⇒源氏を読まれた方の話を聞いて、考えるようになりました。


⑤そもそもなぜ沢子は出てきた?


N氏が時代背景も考えて見ると面白いとも話していたので、「おぉぉ」と思いました!


そして、読んで気持ち悪いと思う(思わせる)ということが、また人間の本質を考えさせられるなと思いました。


今回もお話をさせていただいた皆様、誠にありがとうございました!!


知らなかったのですが、谷崎潤一郎は三回結婚していて、最初の奥様の名前が千代なんですね!(何か小説の似ている名前w)


そして、どうでもよいことですが、小説に出てくる母の足のイメージが、自分の中ではっきりと出来上がりました!感謝です!!!

(参照)★★グロ注意★★たくま劇場「谷崎潤一郎」