谷崎潤一郎「夢の浮橋」に参加をさせていただきました。
初のサポでもあり、とても思い出に残る会となりました。
関西月曜会の皆様、ありがとうございます!!
谷崎が一般的(?)に「変態」と言われてることを知らなかったのですが、この会で初サポになれたことに運命を感じました。
それはさておき、
私は源氏を全く読んでいなかったので、純粋にミステリーでもあり、気持ち悪い(糺が継母の乳を吸う、それを知っている父など)と思う小説だなと最初は思いました。
が、猫町で話をしていると色々と考えると面白いところがあり!
特に、猫町で源氏を読んでいる人が「武は糺の息子です」とお話をされたのを聞いて、自分は衝撃的でした。
これがまた猫町のよいところですね!!
本当に違った角度から本を読むことができます!!
一冊の本でここまで考えられるとは!!
個人的に気になった点
①なぜ継母は母乳を吸わせた
⇒私見:母乳が盃のように、親子関係を結ばせた。
(残りの人生が短い父が、糺に母を授けるためとのお話もなるほどと思いました)
②父が死ぬときの「夢の浮橋」と言っている意味
⇒私見:意味はない?
③継母を殺したのは誰か?
(糺が殺したのではないかとの意見もなるほどと思いました)
⇒私見:沢子が継母と糺の関係に気づき、嫉妬で殺害したのでは。
④武は誰の子?
⇒源氏を読まれた方の話を聞いて、考えるようになりました。
⑤そもそもなぜ沢子は出てきた?
N氏が時代背景も考えて見ると面白いとも話していたので、「おぉぉ」と思いました!
そして、読んで気持ち悪いと思う(思わせる)ということが、また人間の本質を考えさせられるなと思いました。
今回もお話をさせていただいた皆様、誠にありがとうございました!!
知らなかったのですが、谷崎潤一郎は三回結婚していて、最初の奥様の名前が千代なんですね!(何か小説の似ている名前w)
そして、どうでもよいことですが、小説に出てくる母の足のイメージが、自分の中ではっきりと出来上がりました!感謝です!!!
(参照)★★グロ注意★★たくま劇場「谷崎潤一郎」