どうも今年のクリスマスフェスの広報担当の一人、文鳥さんです。

クリスマスフェスに向かって、僕が読了した課題本、鑑賞した課題映画を次々と紹介しちゃおうというお話第四弾です。

おお!今回はリアルイベント!

良いですねー、観劇。
僕も結構、観に行く人なんです。


今回は太宰治の「グッド・バイ」をモチーフにしているそうです。
原作の方は読みました。あっという間に!

未完の作品なんですよね。しかも面白そうなところで切れちゃってるの。


その未完作を劇団の「地点」が舞台化、さらに音楽グループ「空間現代」とのタッグで音楽での演出もパワーアップされています。


ではまず原作から紹介していく流れでいきましょうね。

太宰が亡くなったことで未完になったのですが、続きが気になって仕方ない作品なんですよね。
金には困っていない男が堕落した生活から抜けるために、だらだらと付き合っていた複数の愛人たちと別れをつげていこうと決心する話なんです。
結局主人公がモテ男なんですよ!こんちきしょー!


「人間失格」もそうですし、太宰治がモテ男のダメ男で、いつもは「死」を連想させる悲壮感の塊みたいな作風の人のイメージですやん?
でも、今作はどうやらユーモアがあり、コメディタッチのようですよ。


物語には「愛人を10人近く養っているという噂」という一文があり、全て縁を切っていこうとする主人公があれやこれやと苦悩する姿は滑稽ですが、もうひとり面白い人物がでてきます。

かつぎ屋で「すごい美人」の永井キヌ子。

これから別れる愛人がどんなのかも気になるのに、また横から強烈キャラ来たー!

って、良いところで話がきれちゃんですよ。がっくし。


でも、この作品で未完だからこそ、この後はどうなるんだろう?って想像の翼も広げちゃう作品もあると思います。

未登場の愛人を想像してみたり。

キヌ子と関係性を変化させたり。

別れる方法を色々考えてみたり。

いっぱい自分なりに付け足せたりできちゃう。

いやん、それをみんなで話したい!


なので、今回の演劇のストーリーもめっちゃ付け足してると思うんですよ。

太宰の世界観をベースにさらに劇団の色を足して、新しい別の作品へと昇華していると思います。
この観劇イベント、大阪や東京から遠征して見に行く人もいるみたいです。

リアルに人に会えるイベントって久しぶりですものね。

人に会って、楽しい観劇。うぅ。ちょっと泣きそう。
今回は12/19の分ですね。


You Tubeでみつけた予告編(2018年版)

https://youtu.be/BzxhzjkZrkM


劇団の「地点」さんの今回の舞台のサイト
http://chiten.org/next/archives/78

その制作である田嶋 結菜さんがインタビューされているページ

https://www.intvw.net/tajima


観劇会と読書会!

観劇会と読書会の申込みはこちらから

12月19日(土)14:30 〜 16:20
愛知県芸術劇場 小ホールにて
https://nekomachi-club.com/events/407b6118d109

あと、読書会もあります。理解を深めてからの観劇もありじゃね?
なんと、こちらにはさきほど紹介した劇団「地点」の田嶋 結菜さんがゲストとして来られます!
12月10日(木)20:30 〜 22:15
https://nekomachi-club.com/events/ab6ee2ae7b8a


ちなみにグッドバイが短すぎて気になりすぎる!って方は
映画版も紹介しちゃう。
大泉洋×小池 栄子主演!映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』
https://youtu.be/SeV5bl16p-c
楽しい映画でした。半分以上が創作なんですけど、うまく設定を広げてはまとめています。
まだ有料ですけど、アマプラで観ました

こちらもオススメ。僕が続き書くならこうするかなーとか色々考えちゃった。

読書会前に観とくと話しやすいかもです。


以上、こんな感じで、文鳥さん視点で好きなようにクリスマスフェス課題作品をこれからも語って行く予定です。