🚃 いつもの神戸を離れて、京都・四条烏丸へ
小雨に濡れたビル街の空気のなか、四条烏丸の一室にメンバーが集まりました。
静かな和室ではなく、モダンな空間。その中で、『うたかたの日々』の世界を自由に行き交う時間が始まりました。
机の上にはフランス菓子、テーマに沿ったおやつ、そして睡蓮をモチーフにした手づくりアート。机の上が一瞬でパリに変わったような華やかさでした。
課題本への愛をタツヤさんが語り、頷きや驚きが、あちこちで連鎖していきます。
懇親会は京都らしい仕出し弁当。温かい味と会話が、物語の余韻をさらに広げました。
🌸 各地で同時多発 “うたかた”.。o○
京都以外にも、出雲市、熊本市、岡崎市で読書会が開催されました。
ハイブリッドだからこそ見られる、それぞれの景色が今回も見られました。
・課題本に関係する音楽のプレイリストを聴きながら会場へ向かった方も
(by じゅんじさん & Monkさん)
・出雲ではそばで腹ごしらえ。その後、古民家リノベ空間でしっとり読書会
・熊本では久々の開催。掲げられたグラスが夜を盛り上げました🍻
・オンライン会場では、終盤のハツカネズミと猫の場面に涙する人の姿も。花に込められた意味について議論が深まり、初参加の方も活発に発言されていました。
・岡崎市・Libra 会場は、おやつ天国(至福)。公園でのピクニック読書会の予定でしたが、あいにくの雨で近くの図書館和室にて開催
それぞれの会場が、それぞれの“うたかた”を持ち寄り、同じ物語の余韻を分かち合いました。
📚 次回のハイブリッド読書会のご案内
・11月29日(土) 遠藤周作『沈黙』
・12月27日(土) ジョージ・オーウェル『一九八四年』
11月の課題本『沈黙』は、単に江戸時代のキリシタン弾圧を描いた歴史小説や、特定の信仰を持つ人々のための宗教小説ではありません。この作品は、時代や国境、そして信仰の有無を超えて、「人間が生きる上で最も避けて通れない問い」を私たちに投げかけます。この小説の核心にあるのは、以下の普遍的な問いです。
「神はなぜ沈黙するのか?」
「人間の弱さはどこまで許されるのか?」
「本当に信じるとは、どういうことなのか?」
これらの問いは、現代社会で私たちが直面する倫理的な葛藤や価値観の揺らぎと深く共鳴します。私たちは皆、人生のどこかで「沈黙」と向き合い、自分自身の信念を試されます。「難しそう」「宗教の知識がないから」と躊躇されている方にこそ、この読書会への参加をお勧めします。
~by 主催者 タツヤ
📍 次回はどんな街へ?
本をめくる一瞬の刺激が、見知らぬ誰かとの距離をほんの少し近づけてくれる。
離れた場所でも、同じ一冊があれば、物語は共有できる。
その体験はきっとまた、あなたの街にもふわっと現れることでしょう。
参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
まだ来たことのない方も、ぜひ次の読書会でお会いしましょう🌟

2025/10/25 14:32








