(茶トラのサポ募集のブログ、今回はあんまり前置きはせずシンプルに更新したいと思います。今回はいのうえさんの会です 引き続きサポ募集中です~!)


【青い鳥につれられて本の世界に誘いこまれた】

月曜会茶トラ隊サポーターのいのうえです。
今回は、読書会のコミュニティらしく、本を特に読むようになった話を書こうと思います。

僕が小説を最もたくさん読んだ時期は小学生の頃だと思います。
特に、ミステリー小説が好きで、有名どころでは、ホームズやルパン、怪人二十面相などのシリーズを図書館で借りて読んでいました。シリーズの順番に関係なく乱読していましたね。

確か小学2年生くらいの時に、松原秀行さんの「パソコン通信探偵団事件ノート(通称パスワードシリーズ)」(講談社 青い鳥文庫)という小学校高学年向けのミステリー小説を手にとりました。
このシリーズは、ミステリー好きの小学5年生「マコト」が、リーダー役の大人と同い年の仲間4人と探偵団を結成し、パズルや暗号などを互いに出し合って解いたり、いくつもの事件に巻き込まれたり、そして解決していく、というストーリーでした。当初彼らはオンライン上のチャットルームのような場で出会ったため、チームは「電子探偵団」と呼ばれています。もちろん、彼らは対面でも会うようにもなります。
当時の自分より少し年上の彼らが仲を育み、活躍する様をみるのが楽しく、図書館や書店や家でパスワードシリーズを読み進めました。

そんなある日、いつものように図書館でパスワードシリーズが置いてある本棚を訪れると、「いつも心に好奇心(ミステリー)!」という小説を見つけました。通常の青い鳥文庫よりも一回り大きく、装飾は見慣れた青色ではなく緑色であり、”特別感”を溢れ出した小説でした。表紙には、マコトをはじめとするパスワードシリーズのおなじみのメンバーたちと、異なるタッチで描かれた見知らぬ人物が並んでいました。
副題には、「名探偵夢水清志郎VSパソコン通信探偵団」と記載されており、その本を借りたことが、はやみねかおるさんが書いた「名探偵夢水清志郎事件ノート」との出会いでした。

いつも心に好奇心(ミステリー)!には、青い鳥文庫20周年記念特別企画として、はやみねかおるさんと松原秀行さんの二人の作家が、「クイーン」「ジョーカー」「飛行船」に「人工知能」という4つのキーワードを用いて執筆した小説が2編収められています。
黒い背広を着た背の高い名探偵と、変装はもちろん刃物を使わずに素手でものを切断できる怪盗が対決する物語と、
回文(逆から読んでも同じように読める文章)でやりとりする電子探偵団が、ペットロボットをめぐる事件に巻き込まれる物語を楽しむことができました。
2つの物語が交わる場面も見逃せません。

いつも心に好奇心(ミステリー)!を手にしたのをきっかけに、僕は名探偵夢水清志郎事件ノートも読むようになりました。本作の主人公である中学生の亜衣や、亜衣の三つ子の姉妹である真衣と美衣、隣の洋館に住む元大学教授の名探偵「夢水清志郎」たちが事件に遭遇し、夢水清志郎が推理力を活かして事件を解決していきます。
シリーズが進むにつれて、麗一(あだ名はレーチ)をはじめとする、亜衣が所属している文芸部のメンバーや、編集者の伊藤さんなど登場人物が増えていきます。

名探偵夢水清志郎事件ノートで特筆すべきなのは、事件が謎に満ちてミステリーとして面白いだけでなく、人物の描写が等身大であるという点です。
もっとも、夢水清志郎自身は、自分の年齢や誕生日まで忘れてしまうほど常識がないが、推理力はある、針金細工の人形のように細身だけれども大食いという、現実には存在しないような人物です。
けれども、作中で描かれる人物たちの挙動や心情はときに、まるで現実の人物を描いているかのように、いきいきとしています。

自分の書いた小説を読者から面白いと言われて喜ぶ女子中学生。
好きな相手になかなか電話をかけられない男子中学生。
事件の結末が哀しいことを知っているかのように、さびしそうに笑う名探偵。
真相を把握しているがゆえに、相手に厳しい表情を向ける教授。

きっと小説のなかでは、名探偵が解明する事件の謎だけではなく、等身大の人の心も描かれているのだと思います。

名探偵夢水清志郎事件ノートを読み進める中、図書館でまた青い鳥文庫のコーナーにて、表紙が名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズと似ている推理小説を見つけました。
その書籍は、「お局様は名探偵!」というタイトルで、イラストは名探偵夢水清志郎事件ノートと同じく村田四郎さんが描いているものでしたが、作者ははやみねかおるさんではなく、楠木誠一郎さんであり、全くの別物だったのです。
小学校高学年の拓哉・亮平・香里が、タイムスリップした先で歴史上の人物とともに事件に巻き込まれるという内容で、通称タイムスリップ探偵団シリーズと呼ばれています。
表紙に、名探偵夢水清志郎事件ノートに登場する亜衣やレーチが描かれているかと思ったら、タイムスリップ探偵団シリーズの香里と拓哉であったのです。

他にも読んだ青い鳥文庫の小説は数多くあります。
石崎洋司さんのカードゲームシリーズ、あさのあつこさんのテレパシー少女「蘭」事件ノートシリーズ、倉橋燿子さんのラッキーチャームシリーズ、……など

ときに繰り返し読み、ときに駆け抜けるように乱読した青い鳥文庫は、間違いなく僕を本の森にいざなったのだと思います。

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