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初のUG参加です。

UGはずっと気になっていて参加することができました。

時間帯が早いというところや過去のUGの課題本から考えると、こちらの本は異色なのかなとなんとなく思いました。そしてとっつきやすい感じをうけました。

実際とても読みやすかったです。


読み終わったとき、普通とは違うけど確かに存在している町だということ。

普通というのはあくまで私の感覚でしかないし、そこにいる人たちも個としてみると別に違いなんてないのだろうと思う。人は違うということが同じという意味で。

私は歌舞伎町に住めるのかなぁと考えました。

歌舞伎町そのものは来るもの拒まずだけど優しいものではなく、多様性に溢れすぎていて表面的に生きていたら飲み込まれそうな感じを受けました。

原始的な神様みたいにただそこに在るって感じで、決してこっちに歩み寄るわけではないみたいな。

そこに飲み込まれもせずそのままとどまれる人は何かあるように思うし、凄いのではないかと思います。

私は軟弱物なのできっと裸足で逃げ出すのだろうなと思いますが、一度歌舞伎町の雰囲気だけでも見てみたいなとも思いました。

ホストクラブは行ってみたいけどハマって抜け出せなくなるタイプな気がするので行けないかなぁ。


手塚さんは中庸であることや答えを決めないことが大事だということを何度かおっしゃっていたけど、それは多様性に溢れている歌舞伎町で過ごしたことからの経験からの言葉なのだろうと思いました。

共生ではなく共存する、正そうとするのではなく何故と考える、なんでも介入しない。

わからないことにワクワクする、自分がステレオタイプの網にひっかかっていたことに気づくことが楽しいとおっしゃっていたのも、様々な人に対面して、そして考えたからなのだろうなと思います。

生きてきたことが使えない、自分の持ってないもので、アウェーで成長したいからホストになったとのことですが、なかなか若い時にそう考えることってないかと思います。

なので手塚さんはもともと内省的な方だったのかなとも思いました。

それが歌舞伎町で磨かれて今の考え方にたどり着いたのだろうなと感じました。

本の中でも何者にもなれなかったことが情けなかったと書いてありましたが、若い頃から自分がわからないことに違和感を感じてたのかなと思います。



「誰でも受け入れるけど、誰に対しても無関心を装ってくれる歌舞伎町は、誰もが何者にもならずに彷徨える街だ。私たちは自らも彷徨い、そして彷徨っている人を受け入れて、お互いさまで生きているのだ。」


歌舞伎町や手塚さんの考え方が凝縮されている文だと思いました。



たびたび歌舞伎町と猫町倶楽部が似ているという話題になりましたが、そのたびにタツヤさんの顔が綻んでいて、猫町歴の浅い私もなんだか嬉しい気持ちになりました。

zoomは感情がわかりにくいなと感じていましたが、そうでもないんだなと思い、今度から注意深く画面を見ようと思いました。

で、歌舞伎町と猫町が似ているならば、猫町に馴染めたら歌舞伎町もいけるんちゃうかなとちょっと思った次第です。


メモを取りすぎて逆に何をまとめてよいかわからないのでざっくりです。

歌舞伎町の話も面白いし手塚さん自身の考え方が興味深くてとてもよい会でした。

手塚さんの物事の捉え方には鷹揚さを感じましたが、それは本当に色々なことに直面し、生の人間と触れ合うことで悩み考えていったことの積み重ねで熟されていったものだとなのだと感じました。

私もあやふやなことが良いとか思うし言っちゃ足りするけど、その重みが違うのだろうと思います。


猫町で文科系男子のホストクラブをするという話もされていたので、もしできたら行ってみようかなと思いました。

本当のホストクラブは怖いのでね。


4月30日に黒T専門店をオープン。

メモしてたのでなんとなく宣伝してみました。

https://www.instagram.com/000t_kabukicho/?igshid=p4knecjosn5n

https://rocketnews24.com/2021/05/03/1487269/


読書会、アフタートークどちらもとても興味深く楽かったです。

ここまで読んでくださった方、同じテーブルだった方、ありがとうございました。