こんにちは。
2025年2月22日(土)寒波到来中のさなか、関西オフライン読書会が開催されました。
こちらは本イベントの開催レポートです。
https://nekomachi-club.com/events/dc7d61241afd

課題本は
・ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』
・宇野常寛『庭の話』
開催場所は「ビストロ酒場YUZU cafe&bar 北浜本店」さんです

ドレスコードは    「猫」(2月22日にちなみました)
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猫町俱楽部読書会では、大切なルール「人の意見を否定しない」があることで初参加でも安心して参加することができます。
今回は2名の方が初参加でした!

私は今回『ストーナー』で参加しました。
第一次世界大戦前、アメリカの農場で生まれたストーナーが大学に進学して文学と出会い、学者となってその後にどのような生涯を送ったのかという物語です。非常にシンプルながらもどこか心を動かされる、そんなお話でした。
訳者のあとがきにおいて「とても悲しい物語とも言えるのに、誰もが自分を重ねることができる。共通の経験はなくとも、描き出される感情のひとつひとつが痛いほどによくわかるのだ。(330頁)」と評されているように、さまざまな出来事に対するストーナーの感情に共感できる本です。
IMG_4683.jpeg 3.29 MBテーブルでは読んできた本を元にこんなお話をしました。
・ストーナーの配偶者であるイーディスが結婚後に豹変してしまったのはなぜ?
・なぜ同僚のローマックスとストーナーの関係はこんなに拗れてしまったのか?
・不倫相手であるキャサリンとストーナーの関係がなぜうまくいっているのか?
・物語の終わりと始まりに繋がりが見えてすごくおしゃれだ!
・アメリカ文学っぽさが少ない


IMG_4680.jpeg 2.67 MB『庭の話』ではこんなお話が出たようです。
・庭という切り口での論評は新しい。
・後半の庭の話の後に展開される人間の条件という部分が難しい
・連載が元になっており大事なことは何度も記載されて読みやすかった    など

私も『庭の話』の方も読もうと思ったのですが、途中で挫折してしまい…。

最後はみんなで記念撮影です
ご参加いただきました皆さんありがとうございました!
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○今後の予定
次回の関西オフライン読書会は3月22日(土)
課題本
①鈴木結生『ゲーテはすべてを言った』
②トマス・ネーゲル『コウモリであるとはどのようなことか』
詳細はこちら!
https://nekomachi-club.com/events/c2a2d63904bd

○サポも引き続き募集中です〜
詳細はこちら!