2021年3月18日~4月29日、オンライン上で『独学大全』の読書会を開催しました。

この独学大全読書会では、著者の読書猿さん宛に質問をお送りし質問にお答えいただく企画を実施しました。

いただいた回答を掲載したブログ記事へのリンクを以下にまとめましたので、ご興味のある方は是非ご覧ください。


読書猿さん、並びに独学大全編集担当者の田中さん、本企画にご協力いただき誠にありがとうございました。



■お答えいただいた質問

・「逆説プランニング」を使って学習の成果がでるというところにピンときませんでした。具体例をもう少し教えていただきたいです。

・読書猿さんご自身は、紙ベースでまとめているのでしょうか。デジタルベースでしょうか?ご自身は、どの技法を使っているのでしょうか?読書猿さんの知のデータベースを知りたいです。

・継続してやり続ける事が最も重要だと思っています。ご著書の中でたくさんの手法を紹介されていますが、継続と物量をこなすという視点から、実際に読書猿さんが使っている手法や効果を感じた手法を教えて下さい。また、続ける事に挫折しそうになった時や、一度挫折して再チャレンジする時に有効な方法やマインドの保ち方を読書猿さんの実体験を交えたお話しをお聞きしたいです。

・塩川いずみさんのイラストがかわいいのですが、これを使った、ノートや付箋や独学促進グッズの企画はありませんか?あるいは読書猿さん原作の四コマ漫画とか展開はありますか。※こちらのみ編集者の田中さんの回答

・独学は自分をコントロールすることが主眼となっていると思いますが、コントロールしきれないもの(競争相手や相場の運など)について読書猿さんがどのようなスタンスで捉えているか聞いてみたいです。


■お答えいただいた質問

・読書猿さんがこれまでの独学で手応えのあった分野、あきらめた分野はありますか。

・今回、調べるツールとしてWikipediaを取り上げなかったのはなぜですか?

・スキルの習得(語学など)を目的とする独学にあたり、技法8や技法9を活用する余地はあるでしょうか。どう活用するのが効果的でしょうか。(前提として、これらスキルの習得は、読書猿さんがイメージする独学とずれてるのでは?という気もするのですが)

・技法21の最初に”起点となる文献を見つける”とあるのですが、起点となる本をできるだけダイレクトにアクセスするには、どのような方法がお勧めでしょうか?

・読むのに5年かかった本、積ん読に終わった本、読むのをあきらめた本はどんな本だったのでしょうか。その原因は、内容に因らず著者の個性や文体にも起因するものでしょうか。

・独学に限らず、何かに挑戦するには、健康な身体ありきだと思うのですが、読書猿さんが実践されている体調管理法などはありますか?

・”読書猿さんの本になるネタはまだ数十ありそう”と編集の田中さんからお聞きしましたが、専業作家に転身されるご予定はありますか?(社会人と二足のわらじだからこそ読書猿さんなのでしょうか。)

・編集田中さんに質問:今回の本の索引を作成するのは結構キツかったと思います。苦労話や作成にあたってのこぼれ話などがあれば、お聞かせいただけますか?


■お答えいただいた質問

・読書猿さんが、技法43の筆写で最初に取り組んだテキストはなんでしたか?同程度のテキストを選んでやってみたいと思います。

・音で聞く読書に対してどのようにお考えですか。Kindleの読み上げ機能などは使われていますか?

・限読について、読み切れなかった本はあらためて読まれていますか? 読書会では日々更新される情報源ー新聞、ネットニュース、日報が限読で読むという活用法が意見としてでました。

・「スマホ脳」で引用されている研究では、紙の本のほうが電子書籍より、読書した内容の記憶率が良かったとされています。  読書猿さんは紙の本と電子書籍で理解度に差があると思われますか。子供の学習過程で紙の本を優先すべきとか、教科書を電子書籍がすることに根強い反対意見があることはどう考えられますか。

・電子書籍を使いこなすテクニックはありますか。


■お答えいただいた質問

・技法55メタノートの部分で「メタレベルから眺める必要性」について述べられています。読書猿さんがこの《メタレベルから眺める》を実践する際、意識的に行っていること、メタノートに書かれていることや各技法で書かれた以外の手順やプロセス、留意点がもしあれば教えてください。

・一般向けでないとのことで企画で採用されなかった内容について興味があります。マニアのための続編はあり得ますか?たとえば本書が30万部くらい売れたらとか。

・読書猿さんはどんな音楽や文学・芸術を好まれますか。小説などの創作や文芸評論などを期待してよいですか。

・編集者田中さんへの質問:あとがきで、読書猿さんから企画段階の目次からある程度切り詰めて本書になったと言うことですが、実際どんな要素がカットされたのでしょうか。

・編集者田中さんへの質問:また、はじめに企画段階の目次案を受け取ったとき、第1印象はどんなものでしたか?


■お答えいただいた質問

・読書猿さんが考える「人文知」の手法の要諦は何でしょうか。読書猿さんが「人文知」というとき、その前提となる定義やイメージがあるような気がするのですが、それがよくわからなくなってしまいました。自然科学系の「仮説・検証」や「ピア・レビュー」のような根幹の手法が、「人文知」にはあるのでしょうか?

・メディアとしてSNSや出版社はどのような存在でしょうか。《会読》の緩いコミュニティととらえてられるのか、知を拡げ繋げるための《書籍》の延長と考えられているのか、あるいは《マーケティング》的なミームの乗り物とお考えなのか、それ以外の何かでしょうか。

・要望:Kindle版独学大全にも紙版同様のの目次を付けてほしいです。いきなり本文から始まる構成は何気に使いづらいと感じました。



◆書籍紹介◆
『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』読書猿(著)


読書猿さんプロフィール (ダイヤモンド・オンラインの著者ページより)

ブログ「読書猿 Classic: between/beyond readers」主宰。「読書猿」を名乗っているが、幼い頃から読書が大の苦手で、本を読んでも集中が切れるまでに20分かからず、1冊を読み終えるのに5年くらいかかっていた。
自分自身の苦手克服と学びの共有を兼ねて、1997年からインターネットでの発信(メルマガ)を開始。2008年にブログ「読書猿Classic」を開設。ギリシア時代の古典から最新の論文、個人のTwitterの投稿まで、先人たちが残してきたありとあらゆる知を「独学者の道具箱」「語学の道具箱」「探しものの道具箱」などカテゴリごとにまとめ、独自の視点で紹介し、人気を博す。現在も昼間はいち組織人として働きながら、朝夕の通勤時間と土日を利用して独学に励んでいる。
『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)はロングセラーとなっており、主婦から学生、学者まで幅広い層から支持を得ている。本書は3冊目にして著者の真骨頂である「独学」をテーマにした主著。なお、「大全」のタイトルはトマス・アクィナスの『神学大全』(Summa Theologiae)のように、当該分野の知識全体を注釈し、総合的に組織した上で、初学者が学ぶことができる書物となることを願ってつけたもの。