暑い日々が続いていますが、皆さんどのようにお過ごしでしょうか。
湿気も多く30°を超える暑さが続く中、本格的な夏が恐ろしい今日この頃です。

さて7月の名古屋オフラインは、7月7日(日)七夕の日でした。
七夕といえば短冊にお願い事を書くのが風習になってますね。
ということで、参加者の皆様に願い事を書いていただきました。
IMG_9957.jpeg 2.29 MB色とりどりの願い事が七夕の日の名古屋オフライン読書会を彩りました。

ここまで七夕を推してきましたが、七夕の話はここまで。
読書会のレポートをしていきましょう。

課題本は『溺れるものと救われるもの』(11名)と『幼年期の終わり』(13名)でした。

『溺れるものと救われるもの』

こちらの課題本を選んだ理由として、ホロコーストのような歴史に興味があったこと、『幼年期の終わり』はすでに一度読んだことがあり、SF作品を再読するよりもこちらの課題本を選んだこと、先月の名古屋オフラインの課題本との関連で選んだこと、という話が出ました。
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課題本は重い内容を取り扱ったものでしたが、穏やかに感想を語り合えました。

•著者は、理解されない、ステレオタイプの興味しか持たれないことにずっと怒っている
•知識や経験があった人の方が生き延びる確率は高かった
•同じユダヤ人の中で、ヒエラルキーが生まれ、要領のいい人が弱い人を抑圧していたという残酷な実態があった
•他に読んだホロコーストの本は何か

このように、ホロコーストについて多角的な意見が出ました。

『幼年期の終わり』

こちらの課題本を選んだ理由として、アーサーC.クラークの作品だから選んだ、以前に読んだことがあって再読しようと思った、ノンフィクションばかり読んでいたのでフィクションを読みたくなった、という感想がありました。

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難解な課題本でしたが、いろいろな話が聞けました。

•課題本はSFで未来の話を扱ったものだが、現代に通じるような視点がいくつかあり現代を予期していると思った
•オーバーロードは中途半端な立ち位置で停滞しているためオーバーマインドになれる人類を羨ましいと思っている
•オーバーマインドになる運命をもった子どもたちがだんだんと人格をなくしていくの辛かった

あらあためて、古典SFのすごさを感じる読書会でした。


今回のベストドレッサーの皆さん。
IMG_9936.jpeg 2.3 MB今回のテーマは七夕でした。
ベストドレッサーの皆さん。おめでとうございました。

IMG_9942.jpeg 2.11 MB読書会の後は任意参加の懇親会。
青猫さんの会場で乾杯です。
皆さんで和やかにお話ができました。

次回は8/4(日)浴衣読書会 幸田文『きもの』です。


https://nekomachi-club.com/events/903ad448de60


名古屋オフラインサポーター:ひろし、ひろ、とみぃ、ハットリ、サトウ、okko