7月26日(月)アウトプット勉強会の読書会が開催されました。今回の課題本はピーター・ディアマンディス /スティーブン・コトラー『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』です。
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猫町倶楽部のオンライン読書会では、参加者が6人から8人のグループに分かれて読書会を行いますが年齢、職業、地域などさまざまな方が参加されています。かつてないスピードで加速する現代に生きる私達はこの本から何を読み取ったのでしょうか?グループでの感想をいくつかご紹介します。

・この本を読んで加速する未来に備えたいと思って読み始めたが、未来技術について知ることができたが備えるとなると難しいと感じた。
・未来技術のカタログ的で未来について考える入り口になる本。
・解説にあった「本書でしっかり確認して欲しいのは、日本のメディアがあまり取り上げないトピックだ」と書いてあったのが印象的。
・2年前には、リモートワークもオンライン読書会も想像もしていなかった。新しい世代には、紹介されている技術、世界は当たり前になるのかもしれない。
・現実に旅行に行ったりすることが、より高価で富裕層の楽しみ方になるのでは?VRや仮想現実的なもので旅行気分を味わうものが主流になるのではないか?
・加速していく世界に我々の体や意識がついていけるのか?30年前から現代の変化のように、意外と受け入れて馴染んでしまうのではないか?技術進化に適応する人とできなかった人とで、社会の役割分担はどうなるのか?共存していけるのか?社会保障はどうするのか?という多くの問いがでた。
・SF小説が好きなので、小説の世界を読んでいるみたいだった。小説の中の世界が既に実現しつつある事を実感した。
・保険の必要性を感じていないが「膨大の法則」により成り立っている従来の保険ではなく、テクノロジーが大手保険会社の代わりを務める低リスクの人のみが加入する保険なら加入してみたい。
・新しい技術に興味があり自分でも調べたり本をよく読む。とっぴな事、目新しい事は書かれていない。
・変化のスピードにとまうし、個人のプライバシーなど不安もあるが「教育の未来」はとても興味深く読んだ。ソーラー充電器とタブレットを付与するだけで子供たちが住んでいる地域、経済的状況などに関わりなく教育を受ける事ができる。物事には良い面と悪い面がある。このような良いところを加速させていくよう、今を生きる私達には未来への責任があると思う。
・コロナの前に執筆されているのでコロナによる影響が書かれていない。バラ色の未来のように書かれているが、現在の状況はどのように影響があるのかを知りたい。

参加者の中にはネガティブな感想を持った人もいます。
・個別の事例と言うよりも、変化が早いこと自体に不安や恐れを感じた。
・全てが電子マネーになれば便利だと思うが、災害時に利用できるか不安。手元には現金をおいている。
・楽観的過ぎる、テクノロジーで全てが解決できるとは限らない、解決できてもまた別の問題が生まれる可能性がある。
・中国の話題が全く取り上げられていないのは偏っていないか。
・クラウドに接続される脳、集団意識には拒否感を感じた。

猫町倶楽部の読書会にある一つだけのルール、「他人の意見を否定しない」を守れば作者や本の内容を否定するような話題で話し合うこともできます。
本の感想だけでなく、関連本や映画の紹介など楽しい時間を過ごすことができました。
IMG_20210728_120341.jpg 173.6 KB読書会終了後は全員で記念撮影をします。約90分の読書会は充実していたようですね。(少々お疲れ気味の方もいるようです)
終了後は希望者が猫町倶楽部のSNSコミュニティ・猫町ラウンジへ場所を移し23時まで懇親会を行いました。

主にビジネス・経営・人文学などの本を課題本として開催されるアウトプット勉強会の8月の読書会はこちらです。
8月15日(日)
苅谷 剛彦『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ 』


8月31日
ブレイディみかこ『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』
また猫町倶楽部では文学、哲学、映画などさまざまな分野の読書会を開催しています。読書会のスケジュールは猫町俱楽部HPをご覧ください。

グループによって、一つの発言によって思いもよらない方向に話が進むことも珍しくありません。一人で読書をしていた時には気が付かなかった自分の考えを発見することもあります。参加条件は課題本の読了のみ。課題本となる事でいつも自分では選ばない本を手にとる楽しみもあります。さまざまな本に出会い、たくさんの人と話す。読書会がそのようなきっかけになれば嬉しく思います。
たくさんの方のご参加、お待ちしています。

文:写真 アウトプットCチーム