はじめに:猫町倶楽部のハイブリッド読書会とは
各地の小さなオフライン会場とオンライン会場をZoomで繋いで行う猫町倶楽部の新しい読書会、それがハイブリッド読書会です。決められた日程と課題本があり、それで読書会をやりたいなと思ったら、猫町ラウンジのメンバーであれば誰でもオーガナイザーとして会場を立てることができます。東京、名古屋、大阪などのオフライン読書会に参加するのは遠くてちょっと......という方も、自分の行きやすい場所で開催できるのがいいところ。自宅で開催される方も時々おられます。少人数でしっかり話ができるのが魅力、という声もあるようです。
オーガナイザーさんや参加者の方と面識があり、オーガナイザーさんの了承があれば、ラウンジメンバーでなくても参加は可能なのですが、ハイブリッド読書会オフライン会場参加者の募集は基本的にはラウンジ内で行っています。オンライン会場はラウンジメンバーでなくても、どなたでもお申し込みいただけます。
ハイブリッド読書会、気になるな、という方は猫町ラウンジにぜひどうぞ! ラウンジについて詳しくはこちら をご覧ください。
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さて、6月28日(土)に開催されたハイブリッド読書会の課題本は、フィツジェラルド『グレート・ギャツビー』でした。全国各地8つのオフライン会場、そしてオンライン会場で、総勢約50名の皆さんが参加くださいました。
ここからはバラエティに富んだ会場の様子を一部ご紹介します。お遊びとして、会場テーマに「アメリカしばり」を設定したので、色々と工夫してくださっているのにも注目ください。そしてもちろん、懇親会もオフライン開催の楽しみのひとつですね! 各会場について、写真や文章を提供くださったオーガナイザーの皆さま、ありがとうございました。
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思いがけない会場でしたが、素敵です!
🌟ムーミンバレーパーク会場
アメリカ合衆国カリフォルニア州のブレア市の姉妹都市である埼玉県飯能市にて開催。 課題本がわかる前から6月のハイブリッド読書会をムーミンバレーパークで開催することを決めていたのですが、結果としてオーガナイザーの大好きなギャツビーが課題本になりとても幸運でした。 集まった参加者は以前開催したムーミン読書会に参加していたメンバーたち。 原作小説を知って行くとムーミンバレーパークは細かな仕掛けがとても楽しく午前中から暑さのなかパークを楽しみました。 読書会ではギャツビーにあまり共感できなかったという声あり、ギャツビー大好きの人あり、いろいろな問いかけと意見を出し合い楽しみました。 翻訳も3種類&原書も時折参照しつつの濃厚な読書会でした。
定期的に開催いただいています
🌟神戸三宮会場
今回の読書会は「アメリカしばり」というテーマで、神戸KIITOにて開催。会場は生糸検査場として建てられ、アメリカに輸出される生糸の検査を行っていた歴史があります。参加者は6名で、猫町読書会に初参加の方も1名。ギャツビーが使う「オールド・スポート」という訳語や、意味と背景について議論が盛り上がりました。懇親会は沖縄料理のお店で開催され、課題本以外の話題でも盛り上がりました。オフラインでは雑談の楽しさも魅力の一つです。全国で開催されているハイブリッド読書会、ぜひ近くの会場へどうぞ。
読書会前後のアクティビティも楽しそう
🌟豊橋会場
路面電車とちくわのまち 豊橋会場は、会員と一般あわせて6人の参加でした。会場は、市内の(ラテン)アメリカンな焙煎室。読書会では、冷たいアイスコーヒーでブレイクを入れながら、百年前のうたかたのパーティーに思いをはせ、昔も今も変わらぬ男女のこと、アメリカ社会の分断や保守性のことにも話が及びました。読書会の行き帰りは、市電(路面電車)でガタゴトのんびりと。懇親会のバーでは、マスターとっておきのバーボンやウイスキーなどを囲んで、語り合いました。自由参加の動物園や銭湯を含め、盛りだくさんのメニューでしたが、無事に終わってほっとしています。
こちらもいつも開催ありがとうございます
🌟千葉会場
ハイブリッド千葉会場は、気づいたら5時間も同じ店で懇親会やってました...
水曜どうでしょう、百済vs新羅、ハプスブルク家(邪馬台国)、修学旅行、万博(岩倉具視を含む)、ノーベル平和賞への道...など色々なテーマでお話できてとても楽しかったです。(+グレートギャツビー。デイジーかわいそうとかギャツビーのエモさを楽しむとか1920年代のアメリカの空気感とかが話題になりました) ハイブリッド読書会は懇親会も盛り上がることが多く、課題本以外の本の話などもできて楽しいです!
都心のアクセスの良さもやはり魅力
🌟新宿会場
参加者は、全員読書会を複数回参加したことがある方々で 新宿という会場へのアクセスの良さも今回の会場への参加の決め手という声が多かったです。 読書会ではギャツビーの魅力に対する感想が多かった印象です。 (飄々としているようで実は臆病な面もあるギャップとか) またこのシーンはどういう意味だったんだろうといった問いかけも多く考えを深められた読書会だったかと思います。 野崎孝訳、村上春樹訳、小川高義訳と訳が3種類が集まり訳の違いでも楽しめました。 新宿会場独自のドレスコード:アメカジを設定しましたが皆さまそれぞれ考えて来てくださいました。 もう一つのアメリカ縛りによる懇親会のステーキもコスパ良く都庁近くだったからかガヤガヤしすぎず話しやすかったです。
個人的にいつか行ってみたい会場です
🌟博多天神会場
アメリカも含む海外文学の取り扱い豊富な 福岡・天神の本屋&カフェ「本のあるところ ajiro 」 で開催。 いつもの場所でいつものメンバーと課題本について語るひとときは最高! 25年前に現地購入したという”KANSAS CITY”Tシャツで参加してくれた方も。 懇親会では酔いに任せて、何故か『モンティ・ホール問題』について熱く語り合いました。
カラオケならでは、テーマに合わせた国家の歌唱ありがとうございます
🌟名古屋金山会場
金山のカラオケでやりました。
カラオケでも読書会はやれるということを伝えたいです。読書会では、課題本は色使いに拘った作品だという話が出ました。自分はその視点はなかったので、面白かったです。またカラオケ会場でやる魅力の一つは、課題本の風景や登場の心理を歌であらわすことができるということだと思います。選曲が合ってる合ってないを話すのは実験する価値ありです。写真は名古屋丸の内会場と合同でやった飲み会の様子です。
やっぱりオンラインもありがたい
🌟オンライン会場
オンライン会場はZoom上で。Zoomの本社はアメリカのカリフォルニア州サンノゼにあるので、会場はアメリカです(そういうことにしてください)。 読書会では、ギャツビーがデイジィにあれほど執着したのはなぜなのかという話で盛り上がりました。また狂騒の1920年代のアメリカ社会が描かれているので、その時代背景を知らないと理解しにくいという話も出ました。色の表現にこだわりがあるとの指摘もあり、全然気づいていなかったので、その鋭さにうなってしまいました。
オンライン会場は8人が参加しました(写真の時に1人が落ちていました)。猫町初参加の方も1人いらっしゃいました。
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次回のハイブリッド読書会は7月19日(土)15:00〜開催。課題本は泉鏡花『高野聖』です。皆さまのご参加お待ちしております。
ラウンジ会員でなくてもすぐ参加できるオンライン会場はこちら
https://nekomachi-club.com/events/cacf25032046
オフライン会場気になるな、というかたはぜひラウンジ入会もご検討ください!
https://nekomachi-club.com/lounge