みなさま、こんにちは/こんばんは。
鴻巣友季子さんの選書にて開催中の洋書読書会の第2期(2023年8月~2024年7月)ですが、2月からいよいよ後半に入りました。
第2期のゴールも段々と見えて来たということで、今回は2024年4月から7月までの Season 3の課題本を紹介したいと思います。

📕4月 "Cat in the Rain" by Ernest Hemingway
4月はヘミングウェイの短編、”Cat in the Rain”です。
“Cat in the Rain”が発表されたのは1925年。ほぼ100年前ですね。
物語の舞台はイタリアの海辺のホテルで、そこで過ごしているアメリカ人夫婦に起こった出来事が描かれているそうです。

こちらの課題作品ですが、ネット検索をすると無料のPDF版を読むことが出来るようです。
語数は約1,150で、高校生が英文を読む際の平均WPM(Words Per Minute)の75で読み進めると、15~16分ほどで読了出来る長さです。(24年1月の課題本だったSherwood Andersonの"Brothers"の1/3程ですね。)

邦訳版もあり、タイトルは「雨のなかの猫」となっています。ちくま文庫のヘミングウェイ短篇集や、新潮社の「われらの時代・男だけの世界: ヘミングウェイ全短編」などに収録されています。
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📕5月 "The Happy Prince" by Oscar Wilde
5月の課題作品は、アイルランド出身の詩人、作家、劇作家のオスカーワイルドによる短編、”The Happy Prince”です。邦題は「幸福な王子」となっています。
子供向けに翻訳されたものも含めると、殆どの方がこれまでに一度は触れたことがある作品ではないでしょうか。

こちらの課題作品はいくつかの本にも収録されていますが、ネット検索をすると無料のPDF版を読むことも出来る様です。
また、邦訳版も色々な出版社から出ていますので、よろしければチェックしてみてくださいね。
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📕6月 "Small Things Like These" by Claire Keegan
6月は”未邦訳!”の中編作品が課題本になります。
(23年12月の鴻巣さんのX(旧Twitter)によると、鴻巣さんが訳されたとのことですが、まだ出版はされていない様です。)

著者のクレア・キーガンはアイルランドの女流作家で、こちらは2022年ブッカー賞の最終候補作 (shortlist) に選ばれた作品です。
映画化もされていて、日本でも2024年に公開予定とのこと。どの様に映画化されたのか、ちょっと楽しみですね!

Xには鴻巣さんによる紹介もありますので、是非チェックしてみて下さい。
https://twitter.com/yukikonosu/status/1733131994392109307

なお、こちらの課題本を紙の本で入手される場合には時間が掛かりそうですので、早めのご注文をお薦めします!
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📕7月 "Impatient Griselda" by Margaret Atwood
鴻巣友季子さん選書による洋書読書会第2期の最後を飾る7月の課題作品は、第2期では2度目の登場となるカナダの女性作家マーガレット アトウッドの短編小説”Impatient Griselda”です。

こちらの課題作品ですが、ペスト禍にあった1350年頃にジョヴァンニ・ボッカッチョ(Giovanni Boccaccio)によって書かれた名作「デカメロン」(Decameron)にならい、新型コロナ禍にあった2020年にさまざまな言語、人種、ジャンルからなる世界の作家が書き下ろしたThe Decameron Projectの中の一作品だそう。

作品は、New York Times MagazineのThe Decameron Projectのサイトで無料で読む事が出来ます。
https://www.nytimes.com/interactive/2020/07/07/magazine/margaret-atwood-short-story.html
Impatient Griselda_2.jpg 109.22 KB
紙の本やKindleが良い場合は、https://www.amazon.co.jp/dp/B0B6QT1V2K    短編集 ”Old Babes in the Wood” に収録されています。

また、こちらの課題作品には鴻巣友季子さんの翻訳版があります。
邦訳のタイトルは『おにっこゼルダ』で、河出書房新社の『デカメロン・プロジェクト ; パンデミックから生まれた29の物語』に収録されています。
ご興味のある方はチェックしてみてください。
http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784309208459/


洋書読書会ですが、毎月20日前後の開催となっています。また、前月の月末までには募集が開始されますので、是非チェックしてくださいね。
https://nekomachi-club.com/events

洋書読書会参加してみたいけど自分でも参加できるかな?と不安に思っている方もいらっしゃると思います。
そこで、一人でも多くの方に洋書読書会を理解してもらったり参加したりしてもらいたく、洋書読書会FAQを用意してみました。

Q. TOEICが800点無いと参加出来ないの?
A. そんなことはありません! 高卒相当まで英語を学び、これを機に努力して主に大人向けの小説などを英語の原書で読了してみたいという意欲のある方でしたら大丈夫です

Q. 英語で読書会をやっているの?
A. いいえ。読書会自体は日本語で開催しています。

Q. 翻訳版を参考にしながら読んでも良いの?
A. はい。原書を読み進めるにあたり、翻訳版や解説書などの力を借りてもらっても大丈夫です。

Q. どの程度まで英文を読み込まないといけないの?
A. 本の内容(ストーリーや登場人物の心情など)についての感想を話すことが中心で、一言一句の理解や英文読解・解釈の様な精読を求めてはいません。

Q. 読書会の様子や英語のレベルが分からないので、申し込みを躊躇してしまうのですが…
A. 洋書読書会は「見学参加」が出来ます!まず、見学参加されるのはどうでしょう?
(見学参加の場合でも、課題作品の読了が参加条件となります。)

どうでしょう?
洋書読書会のことを、より良く分かって頂けたり、参加してみたい!と思ってもらえたりしていたら良いのですが・・・。
その他の質問などがありましたら、こちらに書き込んで頂くか、洋書読書会サポにお気軽にお尋ねください。

それでは、サポ一同、皆さまのご参加をお待ちしております!

洋書読書会サポーター    そねっち、ひでき、すぎゆり、Midshell、わか、ラナ