クリスマスフェスに向かって、僕が読了した課題本、鑑賞した課題映画を次々と紹介しちゃおうというお話第十五弾です。
最終回です。
今回の紹介本は山本多津也『読書会入門』です。
初心者限定の読書会の課題本なので、初心者向けの紹介になります。
日本で最大級の読書会「猫町倶楽部」の主宰である我らが山本多津也さんが書かれた本です。
この人ですよ↓
大丈夫、大丈夫。
ちゃんと笑うよー。
怖くない。怖くない。
2006年から始まった読書会。
どんなキッカケで始めたか、そして、どうなっていったか?
読書会の効果、コミュニティへの成り立ち。
読書会というものを知らなかった方は「そんな世界が広がっていたのか!」と驚くことでしょう。
本が繋げる人と世界
猫町倶楽部は基本は課題本があり、それを読了した人が話し合う場です。
本を読むだけでも楽しいのに、同じ本を読んだ者同士、共通の話題があるからこそ、その場で会った人とも話せちゃうわけです。
読書ってもともと一人で読むものじゃないですか。
その楽しみをさらに人と話すことができる喜びはもちろんのこと、他の人との会話によって新たな気付きや発見があることに読書会の素晴らしさがあります。
でも読書会って
・難しい本ばかり読む人ばかりで、あまり本を理解できなかった人がいってもツライのでは?
・自分が面白かった!と思った本でないと参加しても楽しくないのでは?
いえいえ、ウエルカムです。
確かに課題本の中には難しい本もあります。
万人受けするような本でない場合もあります。
だからこそ、読書会に来て欲しい
と僕は思います。
他の人がどのように読んだかを聞くことで、自分では理解できなかったポイントや楽しめたはずの手がかりを得ることができます。他人の意見とはこうも刺激的なのかと思う瞬間があります。
自分とは違う観点。アプローチした意見に接することで世界は広がります。
そして、自分とは違う価値観の人たちと繋がっていくのです。
猫町の面白さ
この本に興味を持った人は、その時点で読書会に行きたくなっちゃってる人なんだと思いますw
そして、
タツヤさんが読書会を立ち上げる話や、会を運営するうえでのルールや考えは、普通の組織論とは違います。猫町倶楽部が特殊というか独特な集まりであることに気づくでしょう。
猫町倶楽部は「サポーター」と呼ばれるボランティアの人たちで運営されています。
報酬も出ません。
なのに全国に100人は超えるサポーターが存在します。
サポーターたちのおかげで様々な読書会が実現しているんです。
中にはタツヤさんは「組長」とか呼んでる人がいますからね・・・
やっぱりヤバい組織なのかもしれませんw
僕もサポーターの端くれ、末端構成員の一人なわけですよ。
タツヤさんが
「あいつがいなくなったらな、ワシャすごい助かるんじゃけんのう」って
仁義なき戦いみたいな事をぽつり呟けば、
拳銃持って誰かをヤりにいく覚悟はできて・・・
いるわけないでしょうw
でもなぜ、こんなに猫町に人が集まるのでしょうか?
なぜ、報酬もでないのに読書会の運営を手伝う人がいるのでしょうか?
それもこの本には書かれています。
コミュニティは生き物
この本には読書会の凄さ、そしてコミュニティの面白さが書かれています。
人には色んなところに居場所があって、家庭、仕事、そして第三の居場所(サードプレイス)として読書会はありかも?って思わせる本ですが、その面白さはこの本を読めばすべてわかるというわけではありません。
なにしろ、この本の中身は過去の話ですから。
この本だけで猫町倶楽部というコミュニティを語る上でまだ序盤に過ぎないのです。
今は猫町倶楽部は10月からオンラインサロンを立ち上げました。
読書会はリアルに会って話す場だけはなく、インターネットをつかって全国の人と対話が出来るようになりました。
僕は関西の人なので、関西での開催される読書会しか参加しかしませんでした。
しかし、今はオンラインで全国の人と交流しています。
こんな日が来るとは思いませんでした。
コロナ禍はいろんなものを壊しました。
でも色んなものも誕生していきます。
猫町のオンラインもその一つです。
猫町倶楽部は不思議な生き物のように様々な形態をとりながら存在しています。そして、これからも存在していくコミュニティです。
どうです?
「読書会入門」で猫町倶楽部の成り立ちを知り、そして今も変化しつづける猫町倶楽部を体験してみませんか?
あと、この「読書会入門」を課題本としたのオンライン読書会の様子がYou Tubeでも見れます。ご参考にどうぞw
https://youtu.be/NpsaUceiHLU
新しい読書体験を
本や映画を通じて様々な疑似体験ができます。
そして猫町でさらに新しい体験が出来ます。
みなさんが、その一歩を踏み出すのを猫町倶楽部は楽しみに待っています。
12月19日(土)10:00 〜 11:45
https://nekomachi-club.com/events/26e22d1037ab
以上、こんな感じで、文鳥さん視点で好きなようにクリスマスフェス課題本を好きなような語りました。
全15編。ありがとうございました!
ご参加お待ちしております。