忙しさにかまけて数か月読書会に参加していませんでしたが、タツヤさんのTwitterスペース「【ゲスト:二村ヒトシ】すべてはモテるためなのか?」が面白かったので久しぶりの読書会でした。
「あなたがモテないのはあなたがキモチワルイから」…自覚ある~!この本にはキモチワルイこととして、どんなことがあげられているんだろう?私も負けてないよ!と思って本を手に取りました。

ミュージシャンや芸人になったきっかけが「モテたかったから」とインタビューで答えている人を見たことがあり、そんな理由で何かを始めようと思う事に驚き呆れたことがあるけれど、私にとって「モテる」の定義は「多数の性愛対象者から好意を持たれる」ことだったので、男性だけの女性には無い感覚だよね…と思っていたものの、女性誌でもモテファッションだのモテ仕草だのの記事があったりして首をかしげることもあり…
が、本を読んで「モテる」は人それぞれだと分かったので、私にとっての「モテる」は「好きな人が振り向いてくれる」としますね。

そこで読書会のアイスブレイクのお題「モテるためにすることは何か」
自分といると楽しいと思ってもらえるようにする、です。
相手の好きそうなことを計画したり、相手の得意分野に興味を示したり…してる時って我ながらすごく気持ち悪い!気持ち悪さを相手に悟られないように行動するのも大変。
でもそもそも人ってみんなキモチワルイ部分があると思うし、恋愛が絡むと更にキモチワルくなりますよね?

本を読んでいる最中は、モテるって何だろうとか、今まで自分が好きになった人・ふられた人・お断りした人・それに自分はこの本で分類されている何タイプなんだろう…このタイプも1つがその人のすべてではなく、相手によっていろいろな面が出るんだ等と考えながら読んでいたら、なかなか読み進めらなくて、本書のアドバイス「考える」を自然と即実行させられているし、男性向けのモテマニュアルとして書かれているものの、読んでいくうちに女性にだってあてはまる、というか人付き合い全般に有効だと気付き…すごい本ですねこれ!

「相手と同じ土俵に乗る」ってどういうことだろう?
会話ができる(この人と話せる、この人の話も聞けるとお互いが思っている)状態かなと思います。
本書にあったように「なるべく他人を幸せにしようと考える」ことや、また二村さんがテーブルにいらっしゃった時におっしゃっていた「愛情というとわからなくなるから、愛情=親切と置き換える(愛情をあげたか、ではなく、親切にできたか、と考えた方がわかりやすい)」ということ、この他人に優しくするということは全ての人と接するうえで基本的な大事なことだと、分かっているようでなかなか忘れがちなことでした。

「自分を守ろうとすることをやめると、ご機嫌になる」
これ、私の人付き合いの課題です。
現在、家族友人恋愛仕事とあらゆる人間関係で悩んでおり、すべて根っこにあるのは傷つきたくない、恥をかきたくない、嫌われたくないという気持ちで、これらがかなりネックになっていることは自覚しています。

自分についてよく考え、悩んでいることがあるなら悩みを解消すべく(問題を解決するのか、受け入れてうまく付き合っていくのかを決めて)行動する。単純だけどなかなか実行できません。が、この本に大分背中を押された気分です。

素敵な本との出会いをありがとうございました
もうちょっと積極的に読書会に参加…するぞー