今回の関西オフライン読書会は、著者の中村うさぎさんご本人をお迎えしてのスペシャル回!
課題本は、うさぎさんの9年ぶり待望の新刊『まだ、死んでない』です。
https://nekomachi-club.com/events/d3cc84d85bad
開催場所はいつもお世話になっている「ビストロ酒場YUZU cafe&bar 北浜本店」さん
いつもありがとうございます。
今回は、中村うさぎさんご本人をお迎えしての読書会ということもあり、会場には熱心なファンの方々が全国から集結。中には「エッセイスト転向後の著書30冊をすべて所有している」という東京からの強者も参加され、開始前から会場は熱い期待感に包まれていました。
著者と直接言葉を交わせるという贅沢で濃密な時間のなかで、どのような対話が生まれたのか。その一部をご紹介します。
読書会では、うさぎさんの執筆スタイルや、言葉の力「言霊」について深い議論が交わされました。
・「書くこと」と「話すこと」の地続き感
「お話しされている時と文章があまり違わない、同じ温度感がする」という参加者さんの声に対し、うさぎさんは「話すように書いているから変わらないのかな」と軽やかに返答。普段から言葉に真摯に向き合い、話し、書き続けている姿が垣間見えた瞬間でした。
・「言葉の力」を宿す努力
「言語化できないものを言葉にするために、絶えず追求し続けている」「感情や想いがこもっている言葉には言霊を感じることができる」など、言葉に込められた「魂」の強さを再確認したという意見が多く聞かれました。うさぎさんがどれほど真正面から言葉と向き合っているのか。だからこそ、その言葉に宿る「言霊」の力や、言霊を宿す努力をすることの意味、表現を追求し続ける姿勢が深く読者に伝わったのではないでしょうか。
・変わらない「尖り」への信頼
「序盤は丸くなったのかな?と思ったけれど、読み進めるうちにやっぱり今も尖っていて安心した」という愛のあるコメントもありました。
さらに話題は、エッセイに描かれたプライベートなエピソードから、SNS上で交わされる言葉との向きあい方にまで及びました。
・「愛」について語る
病気をされたときの夫さんの献身的なエピソードや、貯金のお話に「本当に良くて思わず涙した」という感想。
「愛と恋についてはいろいろなかたちがあるのではないか」「親子の愛と恋人・友人への愛は同じなのか、どのようにして移ろうのか」
愛の再定義、愛のかたち、愛と恋の境界線、変容していくプロセスについて深い考察と議論が交わされました。
・「魂のない言葉」への抵抗
SNS上の悪口、単に嫌いという程度でカジュアルに使われる「死ね」という言葉。現代社会に飛び交うこうした何の力もない空の記号的な言葉、すなわち「魂のない言葉」へのうさぎさんの毅然とした抵抗に強く心を打たれたという声が多く聞かれました。
匿名性に隠れ陰から刃を振るうような言葉が飛び交う現代社会において「魂のない言葉」という考え方は救いになるのではないでしょうか。もし今、誰かの言葉に傷ついている人がいるのなら「魂のない言葉に傷つく必要はない、そんな言葉は怖くない」と伝えたくなりました。
・「自分を救う言葉」を探し続けるということ
人生のどん底に突き落とされ、絶望したとき。最後に自分を救い出せるのは、他の誰でもない自分自身。そのために必要なのが「自分を救う言葉」であり、それを見つけることこそが「人生の最終目標」かもしれない。この圧倒的な自己への信頼と覚悟に参加者の皆さんは深く感銘を受けていました。
生きることに絶望したとき救えるのは自分自身の嘘偽りのない心の奥底から湧き出た本気の言葉。そんな「自分を救う言葉」を探し続けるという、うさぎさんの真っ直ぐで力強い生き方。それは、人生を歩むなかで困難を乗り越えるため迷った時に方向を示してくれる心の道標のような大切な指針となりそうです。
言葉の力を誰よりも信じ、一語一語を研ぎ澄ませてきたうさぎさんの真摯なメッセージが心に深く、鋭く突き刺さった読書会となりました。
読書会の後は、
恒例ベストドレッサー発表です。今回のドレスコードはもちろん「うさぎ」!
うさぎのキャラクターのぬいぐるみとのリンクコーデから、うさぎさんの著書『ショッピングの女王』をイメージしたゴージャスな装い、さらには「うさぎの餌」というウィットに富んだネタ系まで、皆さんの独創的な解釈が炸裂!
栄えあるベストドレッサーには、ドレスコード普及隊長のチアキさんより、お手製のペンケースが贈呈されました。チアキ隊長自作のうさぎ柄ワンピースも会の雰囲気に華を添え本当に素敵でしたね。
ご参加いただいた皆様、そして何より貴重なお話を聞かせてくださった中村うさぎさん、本当にありがとうございました!
次回、関西オフライン読書会のご案内
2026年4月18日(土)16:40 〜
https://nekomachi-club.com/events/58a13806c8bb
課題本
・フィリップ・K・ディック『ユービック』
・川北 省吾『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか』
会場
・ビストロ酒場YUZU cafe&bar 北浜本店」
ドレスコード
・「春」
関西オフライン読書会は、課題本を読んできさえすれば、どなたでも大歓迎!
私たちは「人の意見を否定しない」というルールを何よりも大切にしています。
「こんな感想、自分だけかな?」「深く読み込めていないかも……」と不安に思う必要はありません。ここは、感じたまま、思ったことを自由に話せる読書会です。
一人で本を読むだけでは気づかなかった「新しい視点」に出会えるのが、読書会の醍醐味。本を通じて言葉を交わすことで、そこから新しい交流や繋がりが生まれるのも大きな魅力です。
あなたも、本を片手に新しい扉を開いてみませんか?
次回の開催で、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!
沢山の参加お待ちしております。

2026/03/22 14:50
【開催レポート】関西オフライン読書会 (2026年3月14日)
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