こんにちは!
2025年5月24日(土)雨模様の空のなか、関西オフライン読書会が開催されました。
こちらは本イベントの開催レポートです。

○課題本
・國分功一郎『手段からの解放』
・カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』
○会場
    ビストロ酒場YUZU cafe&bar 北浜本店
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ドレスコードは「こども(こどもの日)」でした
今回ベストドレッサーを受賞された方々です
おめでとうございます!
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猫町俱楽部読書会では、大切なルール「人の意見を否定しない」があることで初参加でも安心して参加することができます。
今回は遠方からのご参加や、久々のご参加などバラエティに富んだ方々にご参加いただきました。
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私は『タイタンの妖女』で参加しました。
主人公で大富豪のマラカイ・コンスタントは、時空を超えた時と場所に存在する、ウィンストン・ナイルズ・ラムファードから太陽系を流浪する運命にあることを告げられるという古典的なSF作品のようです。普段はSFを手に取ることは少なく、読み慣れていなかったため最初は苦労したのですが中盤に差し掛かるあたりから先が気になってサクサク読むことができました。
『手段からの解放』は「楽しむ」、「快」というものを欲求能力、感情能力それぞれの高低に分けて考えるという内容でした。

読書会では「運命(世界がそうあろうとする意思)に従っているのであれば、人間に自由はあるのか、生きる目的というものは存在するのか」、「文面の軽さと起きている出来事のシリアスさがアンマッチで面白い」、「なぜこのタイトルをつけたのか」、「最初の世界観を理解するまではしんどい一方で、それを越えたら読むのが楽しかった」などざっくばらんに感想を話しました。
ここでの設定や世界観は最近のSFでもパロディとなることがあるようで、自分の知らない世界を知れましたし、両課題本はSFと哲学で一見関係なさそうですが、読書会を通じて目的や意思といった観点で両者の繋がりを感じられてとても楽しかったです!
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最後はみんなで記念撮影です
ご参加いただきましたみなさん    ありがとうございました!
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○今後の予定
今後の関西オフライン読書会は6月21日(土)です
課題本
①平野暁臣『万博の歴史:大阪万博はなぜ最強たり得たのか』小学館クリエイティブビジュアル
②小松左京『日本沈没』(上)(下)角川文庫
↓詳細はこちら↓
https://nekomachi-club.com/events/e3b31e924d62

7月は7月26日(土)開催予定です!