小雨降る日曜の午後、読書会がスタートしました。参加されたきっかけは、哲学的な事を語りたいという方からまずは読書会に参加してみたいという方まで様々でした。最初に参加したきっかけなどを共有して、一言感想を二周目で語り合いました。印象に残ったのは、「日常エッセイ+哲学的な振り返りや解釈で構成されていて、取っつきやすかった」
という意見もあれば「もっと哲学的な思想や議論に踏み込んで欲しかった」と物足りなさを感じた方まで様々だった事です。
10gatu修正2.JPG 1.66 MB  場が温まってくると、より突っ込んだ話も出てきました。課題本の中で著者が幼いころや学生だった頃のエピソードも織り交ぜながら話を展開していた事もあり、各参加者一人一人が哲学的な事を考えてしまう出来事や思い出なんかも話題に上がりました。
35.10-2.JPG 2.9 MB    また作品の手法にも話題が及びました。哲学対話の実践を様々な場所で行い、それらのエピソードにはリアリティがあるのに子供の頃のエピソードにはデフォルメがあるんじゃないかなという指摘が上がりました。それに抵抗感を感じた方もいれば、作中でいくつかお笑い芸人が引き合いに出された事もあり「ネタ」として書いているんじゃないかという意見も出ました。
10gatuオフライン読書会修正版.JPG 1.57 MB    私個人としては、旅行日記を書くこともあり面白さとリアリティの兼ね合いは大事だなと考えさせられます。さて、11月の課題本は太宰治の「人間失格」です。すでに10人以上の申込みを頂いており、人気の根強さを感じます。文庫本ですと200ページ弱の分量ですので、奮ってご参加ください。