3月15日(日)に第2回目の駒井組オフライン読書会が開催されました。課題本はパオロ・ジョルダーノ『素数たちの孤独』です。著者は1982年生まれ、専攻は素粒子物理学。
日本で読まれる翻訳文学は英・独・仏・露が多く、イタリア文学は紹介される作品が少ないし、何より21世紀の作家があまり知られていないのではないか、ということで、駒井さんがこの作品を選んでくださいました。
OSIROでの駒井組オフラインの設営は2回目なので、初回よりは慣れてきました。当日になって正面玄関がトラブルで開かず、裏口からのご案内になりましたが、受付時間になると続々と参加者の皆さんが集まってきます。
読書会スタートにあたり、まずは駒井さんからご挨拶をいただきます。
そしていよいよ読書会開始!駒井さんには時間通り各テーブルを回れるよう、キッチンタイマーでお知らせする方法を前回に続いて採用しました。
1とその数自身でしか割り切れない素数のごとく、主人公のアリーチェとマッティアはギリギリ近くまでの関係になりますが、いわゆる「結ばれる」ことはありません。しかし、
● 人と人が分かり合えることそのものが、本当は難しい
● ひとりでいることが単に悪いとは言えないのでは
といった意見が挙がりました。人間関係について、21世紀ならではの新しい提示をこの小説は示してくれたように思えます。主人公以外の登場人物もそれぞれに興味深く、その人物像について語り合うのも興味深かったです。
21世紀のイタリア文学という点については、
● いつも以上にすらすら読めた、とても面白かった
● 引き込まれて読んだ作品だったけれど、純文学か?大衆文学と純文学の境界を知りたい
といった意見が挙がりました。
純文学なのかという質問に対して、駒井さんからは「この作品で描かれる心理の深さやラストシーンなどを見ても、大衆小説とは言えない」とのご意見が。
そして、今回のドレスコードは「緑」「数字」。各テーブルでベストドレッサーに選ばれた方々には、駒井さんからプレゼントが贈られました。
読書会後は懇親会です。タツヤさんからのリクエストにより立食形式で行いました。お店いっぱいになって盛り上がっています。
懇親会でも語り切れないという有志は、駒井さんとともに3次会に向かいました。
次回の駒井組は、4月19日、課題本はヘッセの『デーミアン』です。こちらも駒井さん渾身の選書です。
https://nekomachi-club.com/events/b9b933508c93
2026/03/28 22:12
【開催レポート】『素数たちの孤独』駒井組オフライン読書会

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