アップが1か月遅れてしまいましたが、去る2024年7月15日（月・祝）海の日に、著者の三宅香帆さんゲストで『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を課題本として読書会を開催しました。
今回は、いつもよりたくさんの参加者の方に来て欲しい！との思いから、いつもよりも人数が入ってアクセスもいい、大阪梅田のカフェ・カフェーヌさんの地下１階を貸し切って開催です。
受付では猫男爵の案内板がお出迎え。
課題本になる前から、猫町ラウンジでは大人気だった今回の課題本。
著者の三宅香帆さんが関西オフライン読書会のゲストに決まって、一同狂喜乱舞でした。
当日は44人の参加者が集まりました。
約15％の方が関西外の地域からの遠征参加！
コロナ後久しぶりの参加の方や初参加の方と、たくさんの方にご参加いただきました。
読書会スタート！
まずは司会による全体アナウンスです。
ここで本日の注意事項やタイムテーブルの説明をしますので、初参加でも大丈夫。
著者の三宅香帆さんからも一言ご挨拶。
みなさんワクワクして笑顔が漏れ出てますね。
そしていよいよ読書会スタート！
運営ボランティアのサポーターで事前に5～6人の班に分けているので、班ごとに感想を語り合います。
読書会のルールは「読了」と「他の人の意見を否定しないこと」なので、素直な感想が語り合えます。
読書会中は、三宅さんに各班に１０分ずつ程度まわっていただき、直接感想をお伝えしました。
読書会終了後は、三宅さんによる全体トークと、全体質疑応答です。一人一人の質問に対して全て丁寧に回答してくださいました。
一部、出た質問をご紹介
・本のタイトルはご本人が主導されたものか？編集者が主導されたものか？
・半身で生きるとはどういうことか？
・あとがきが本の全体とちょっと変わった感じがしているが、ご本人の希望で書かれた内容なのか？
・どういう仕事をしているかによって（思考を使う仕事をしているから）本を読むことができるのではないか？三宅さんの場合はどうか？
・今後半身で仕事をするというような新自由主義の加速によりむしろ格差が広がり、本を読む機会が減るのでは？
・（ニーチェを引用している部分についてのつっこみ）人生を信じるとは？いつかは死ぬということを自覚することか？
・さくらももこの小説をもってきたのはなぜ？
・親は自分たちの価値観で子供に向き合うもの。自分たちも親からはそうされているはず。では、私たち世代は、今後自分たちの子供世代にどういった向き合い方をすればいいか？
時間いっぱいまで、質疑応答に付き合ってくださいました。
そしてクロージングです。
本日のドレスコードは、海の日にちなんで「海」だったので、それにちなんだベストドレッサーを発表。こういうちょっとした遊びがまた楽しいんですよね。
そして、三宅さんを囲んで集合写真です。
そして、ここから残ったメンバーで懇親会です。乾杯！
読書会後の懇親会、個人的にも大好きです。
読書会も終わって、ちょっと肩の力が抜けた状態で、お酒も飲みつつ、本の感想の続きを語ったり、近況報告聞いたり、好きな本や映画を教えてもらったり…。永遠に話していられそう。
そして、途中では話したいテーマ別席替えです。
それぞれ話したいテーマのテーブルに移動します。テーマがあるから人見知りでも大丈夫！
こんな感じで楽しく会は終了しました。
そして開催は翌日から平日だったにも関わらず、この後二次会へ10数名で繰り出したのでした。
次回の関西オフライン読書会の予定はこちら。
■9月14日（土）16時30分～
■会場：ビストロ酒場YUZU cafe&bar
■課題本：（選択制）『春琴抄』『世界の取り扱い説明書』
https://nekomachi-club.com/events/b9940fa06d76
ご参加お待ちしております！
文：のんこ
写真：ジュリア
サポーター：もも、ジュリア、NOCE、のんこ、taisho、すっぱまん
サポサポ：かわしま、C’mon、KOICHI
過去の開催レポート一覧はこちら
2024/08/19 16:55
