「杉本博司 絶滅写真」を、言葉からもう一度見る


東京国立近代美術館では現在、展覧会「杉本博司 絶滅写真」が開催されています。


杉本博司の写真は、静かです。

水平線を正面から捉えた〈海景〉。
一本の映画を、一枚の白い光として写し取った〈劇場〉。

そこには、人の姿も、激しい動きもほとんどありません。
しかし、自伝『影老日記』に現れる杉本博司は、驚くほど饒舌です。

少年時代の記憶、渡米後の生活、古美術商としての経験、写真家として世界に認められるまでの道のり。そして、老いや死について考える現在。

その語りから浮かび上がるのは、静謐な作品の背後にいる、野心的で、ユーモラスで、時に挑発的な一人の人間です。

この人物を知ってから作品を見ると、杉本博司の写真は、それまでとは少し違って見えてきます。

今回の課題本は、『杉本博司自伝     影老日記』 

世界的な写真家・現代美術家である杉本博司が、自身の半生を振り返った自伝です。


影老日記    杉本.png 2.23 MB

少年時代の記憶、1970年代の渡米、ニューヨークでの生活、古美術との出会い、〈ジオラマ〉〈劇場〉〈海景〉などの作品が生まれた背景、江之浦測候所の構想。

杉本博司という作家が、どのように世界を見て、時間を捉え、作品をつくってきたのかが、その独特な語り口で綴られています。

写真や現代美術についての専門書ではありません。

一人の人間が、何を見て、何を集め、何を考え、どのように自分の仕事をつくってきたのか。その人生そのものを読むことができる一冊です。


今回の読書会では、『影老日記』を読み、杉本博司の作品、時間、記憶、老い、写真というメディアについて、参加者同士で語り合います。

◾️展覧会をすでに見た方も、これから見に行く方も参加できます。


読書会は9月2日。展覧会は9月13日まで。

本を読み、他者の見方を聞いたあと、もう一度作品の前に立つ時間も残されています。

◾️見る前に読む。見たあとに語る。


展覧会へ行く前に『影老日記』を読めば、作品の背景にある杉本博司の思想や人生を知ったうえで鑑賞できます。

すでに展覧会を見た方は、作品の前で感じたことを、本の言葉や他の参加者の解釈と結び直すことができます。

「作品の意味を正しく理解する」ための会ではありません。

自分には何が見えたのか。
なぜ、その作品が気になったのか。
他の人には、同じ作品がどう見えていたのか。

一人で作品を見るだけでは出会えなかった視点を持ち寄り、鑑賞の経験をもう一度ひらくための読書会です。

◾️こんな方におすすめです


・「杉本博司 絶滅写真」を見た感想を、誰かと話してみたい
・展覧会へ行く前に、作家や作品について知っておきたい
・杉本博司の写真、建築、古美術、江之浦測候所に関心がある
・美術館には行くが、自分の感じたことを言葉にする機会が少ない
・専門知識を競うのではなく、作品を見て感じたことを話したい
・オンライン読書会に初めて参加してみたい

美術史や写真についての専門知識は必要ありません。

課題本を最後まで読み、自分なりに感じたことを持ってご参加ください。

◾️読書会について


当日は、参加者が少人数のグループに分かれ、『影老日記』を読んで感じたことや、杉本博司の作品について語り合います。

猫町.の読書会では、知識量や解釈の正しさを競いません。

他の参加者の意見を否定したり、論破したりすることなく、自分とは異なる見方に耳を傾けます。

うまく話す必要も、気の利いた感想を用意する必要もありません。

「この部分が気になった」
「よく分からなかったが、なぜか心に残った」
「展覧会で見た作品と、この文章がつながった」

そのような小さな感想から、対話は始まります。

初参加の方、お一人での参加も歓迎します。

◾️2016年、杉本博司と猫町.の縁


猫町.の前身である猫町倶楽部では、2016年に杉本博司さんをゲストに「ロスト・ヒューマン」展と読書会を組み合わせた企画を開催しました。

杉本さんの案内で展覧会を鑑賞し、図録を読み、参加者同士で語り合うことで、「いつもの美術館とは違う鑑賞になった」という声が数多く寄せられました。


あれから10年。
今回は『影老日記』を手に、杉本博司の作品と言葉のあいだを、もう一度歩きます。
※今回の読書会に杉本博司さんご本人の登壇はありません。

◾️初めて参加される方へ


猫町.の読書会には、一人で初めて参加する方も多くいます。
すでに知り合いのいるグループへ入っていかなければならない、という形式ではありません。
少人数のグループに分かれ、進行役の案内に沿って順番に話しますので、読書会が初めての方も安心してご参加ください。

全員が安心して対話できる場をつくるため、以下をお願いしています。

課題本を最後まで読んで参加する
・他の参加者の発言を否定しない
・知識や解釈の正しさを競わない
・原則としてカメラをオンにして参加する


未読の場合はご参加いただけませんので、ご注意ください。


◾️読書会終了後、無料のオンライン懇親会も開催します。


読書会終了後、希望者を対象に無料のオンライン懇親会を開催します。
本についてもう少し話したい方、展覧会の感想を交換したい方、これから展覧会へ行く予定の方同士で情報交換したい方は、ぜひご参加ください。
懇親会への参加は任意です。
読書会だけの参加でも問題ありません。

◾️ 本を読み、誰かと話したあと、作品の前へ


一人で本を読むとき、私たちは自分の経験や知識の範囲で、その本を読みます。
一人で作品を見るときも、自分の目に映ったものだけを持ち帰ります。
しかし、同じ本を読んだ人の話を聞くと、自分には見えていなかったものが入り込んできます。その視点を持って、もう一度作品を見る。すると作品そのものは変わっていないのに、自分の見ている世界が少し変わることがあります。

『影老日記』を読み、「杉本博司 絶滅写真」を、言葉からもう一度見てみませんか。
展覧会を見た方も、これから見る方も、お待ちしています。

■ 参加費(会員の方はログイン後、会員価格でお申し込みください)
・非会員1,100円
・ハイブリッド会員・オンライン会員(今月1回目):無料
・地域会員・オンライン会員(今月2回目以降):800円

※猫町.が初参加の方は、チケットで「🔰初心者 」を選んでください。
※猫町.への入会をご検討の方へ
オンライン会員あるいはハイブリッド会員になると、会員価格でご参加いただけます。
また、通常のオンライン読書会に参加しやすくなります。
入会プランについては、こちらをご覧ください。


   
■タイムテーブル
20:15    受付開始
20:30   オープニング
20:40   読書会スタート
22:10   クロージング
22:15    閉会
5分休憩後    23時まで懇親会(参加は任意・無料)
   
■ 参加手引き
PC編
モバイル編
     
■参加条件
課題本の読了。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は退出して頂くことになりますのでご注意ください。
カメラをオフにした参加はできません。顔出しが条件となります。
    見学参加の場合でも、課題本の読了・Zoomでの顔出しが参加条件となります。
③キャンセル規定を必ずご確認いただいた上でご参加ください。
④ご参加当日までにご使用になる zoom は最新バージョンへの更新をお願いします。
    
■接続環境が悪く途中退出された場合も返金は致しかねますので予めご了承願います。
    

🔴【重要】キャンセル規定 (必ずお読みいただいた上でお申込みをお願い致します)

無断キャンセルは当日の読書会設営に多大な支障がでるため必ず以下の方法でキャンセル連絡をお願い致します。

   

■募集締め切りまでのキャンセルの方法

募集締め切りまでのキャンセルは、キャンセル料は不要です。
・参加費決済が発生していない場合
お申込み時に届くメールに記載しておりますイベントページURLに表示されているキャンセルボタンを押してください。
・参加費決済が発生しており、キャンセルボタンが表示されていない場合
下記のお問い合わせフォームにて「お申込み氏名」「お申込みイベント名」を明記の上ご連絡ください。https://nekomachi-club.com/contact 
   

■募集締め切り以降のキャンセルの方法

・下記のお問い合わせフォームにて「お申込み氏名」「お申込みイベント名」を必ず明記の上ご連絡ください。https://nekomachi-club.com/contact

   
※お問い合わせ
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